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三鷹市立図書館ブックスタート事業
「わらべうた講習会」に参加しました!

あかちゃんとお母さんのあそびうたえほんなどの、わらべうた保育研究会主宰・小林衛己子先生が講師の講習会に行ってきました!

この講習会は、三鷹市の図書館で乳幼児を対象におはなし会などの活動をしている団体が対象ということで、今回は、特に0〜2歳児のわらべうたを中心としたお話でした。


地味〜(失礼!)なわらべうたが、なぜ今でも残っているのか。
それは、わらべうたが子どもの発達にぴったりと沿っているからなのです。

今、ハイハイをする時間やヨチヨチ歩きをする時間が少なくなっている傾向がある、と先生はおっしゃっていました。すぐに、立たせ、そして、すぐにベビーカーに乗せてしまう家庭が多いのでは、ということです。
確かに、なんでも「早くできる」とそれがいいことって、思ってしまいがちですし、ベビーカーで移動した方が、一緒に歩くより早く動けるし楽だから・・・(汗)と反省。。。

うつぶせでの遊びをちゃんとさせてあげること、「まてまてまて」と、たくさんハイハイをすること、「あんよはじょうず」と、手をつないで一緒に歩くこと・・・
子どもの体にとって、うつぶせ・ハイハイ・ヨチヨチ歩きというものは、一つ一つが完成していくべきものだそうです。そして、一つ一つ完成することが、のちのちの子どもの育ちに大きく関わってくるとのことです。

わらべうたは、その一つ一つの段階に則しているのです!

昔は、子どもたちは、子どものテンポで育っていったのですが、今は、社会全体が先へ先へと急いでいますよね。だからこそ、今、わらべうたを子どもたちにしてあげたい、してあげなくてはいけなくてはいけない・・・・そういうお話はズッシリと胸に響きました。

というようなお話のあと、年齢に沿ったわらべうたをいくつか紹介していただきました。

今日紹介していただいたのは、寝がえりをするようになるぐらいの時期からあんよができるまでのときの声かけになるもの(体の発達を促す)、子どもを抱っこしてしたり向かい合わせに座ってするもの(心の発達を促す)。それから、1歳ぐらいでもっと動きがあるものなど。。。

先生のうたはとてもかわいらしく(スミマセン!)ウットリしてしまいました!

  「『ばあ』の前の間が大事なんですよ。」
  「『ちょちちょちあわわ』では、子どもができないところがあったらその部分だけ飛ばしてやってあげましょう」
  「目をしっかりみましょう」


など、具体的なアドバイスもあり、勉強になりました。

大きい年齢の子向けのものを小さい子にするというのは、しないほうがいいそうなのですが、小さい子のものを大きい子にするのはよいそうです。小学生になっても、「いちりにりさんりしりしりしり」などは喜ぶそうですよ。また、「小さい子向け」と言っても、一人ひとりの成長が違うので、「何ヶ月になったらこれ。何歳にはこれ。」というふうに決めずに、「そろそろ寝がえりしたいみたい」とか、「歩くのがしっかりしてきたみたい」というようなことで判断してあげるのがよいようです。
子どもの成長は、数字通りにはいかないですものね!

ゆったりとした時間を作りだすのは、忙しい毎日の中でなかなか大変ですが、
わらべうたを道具に、赤ちゃんや子どものテンポに合わせてみると、いろいろ変わって見えてくるかもしれないなぁ、と思いました。

みなさんも、子育てにわらべうたを取り入れてみてはいかがですか?

わらべうたのテンポで子育てできる社会になるといいですね!


小林衛己子先生のわらべうたの本・絵本
絵本表紙 絵本表紙 絵本表紙 絵本表紙
あかちゃんとお母さんの
あそびうたえほん

(絵・大島妙子)
ととけっこうよがあけた
(絵:ましませつこ)
ちびすけどっこい
(絵:ましませつこ)
いもむしごーろごろ
(こどものとも012 2008年9月号)
(絵:番留きょう子
のら書店 こぐま社 こぐま社 福音館書店
このほか、たくさんの絵本があります♪モチロン三鷹市立図書館で借りられますよ!

reported by CON



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