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『ベビ☆としょ』見学レポート
12月13日(土)三鷹中央学園三鷹市立第三小学校で行われた『ベビ☆としょ』にお邪魔してきました〜 『ベビ☆としょ』は、三鷹市学校図書館土曜日開放事業の一環として、三鷹中央学園(※1)の学校図書館が合同で企画したイベントで、「学校図書館が地域の赤ちゃんとそのご家族のふれあいの場になります」と、6ケ月〜2歳ぐらいのお子様と保護者を募集しました。 小学校にベビー、ってあんまり馴染みがないですよねー。そもそもお出かけのスポットではないですもの。 まずその点を第三小学校の学校長に伺うと、 「地域の方に小学校を知って頂きたいし、地域の小学校が小さなうちから見知った場所になると、入学の時もきっとスムーズですよね。それにまず、本に親しんでもらいたいのですよ、読書は一生のものですから。」 とおっしゃっていました。 三小は、2013年度に改築されたばかりのピカピカの校舎です。 校内には木がふんだんに使われていて、とても明るくゆったりとした雰囲気です。 なかでも、学校図書館は二階にあって校庭にも面していて、おひさまがさんさんと入る見晴らしのいい素敵なロケーション! しかも、入口で靴を脱いで入り床は総カーペット張り!これだと、ベビーも安心してハイハイやねんねができます〜♪ この日集まったのは、6か月〜3歳くらいのお子さんと保護者の方々11組30名でした。 下のお子さんにくっついてきたちょっと大きなお子さんも。みなさん思い思いに楽しんでいらっしゃいましたよ。 室内には、”てのひらの会”制作の布絵本(※2)や、三鷹市立図書館の“あかちゃんでまえとしょかん・にこにこ”の絵本がずら〜りと並べてあり、自由に遊べるようになっていました。 そして、ボランティアグループ”わらべうたの会ひぃふぅみぃ”の方々が来られ、いろんなわらべうたで、ちょっと身体を動かしたり歌を歌ったりする楽しい時間もありました。 “でまえとしょかん・にこにこ”からは、赤ちゃんとの絵本の楽しみ方等についてお話をしてくださっていました。 例えば、ページをどんどんめくって内容を見ないんだけど・・・そんな時は、ページめくりの遊びに切り替えましょう、とか、 赤ちゃん絵本を選ぶコツとして、月齢が低いうちは絵本を読みきかせるというより、まず遊びから! リズムがある言葉の絵本、絵がはっきりくっきりしている絵本を選んであげましょう。1歳くらいになったら、見たことのある動物ものや食べたことのある食べ物の載っている絵本を。2歳くらいになったら、ストーリーのある絵本を、などなど。 勿論、手にとって気に入った絵本は、どれもその場で図書カードを利用して借りて帰ることができましたよ。 参加されていたパパさんママさんに伺いました。 「この三小学区に住んでいる訳ではないのですが、お友達から聞いて、楽しそうだから来ました。この小学校はとてもキレイだし静かなので、赤ちゃんも安心して遊べます。でまえとしょかん・にこにこが来ていたのもありがたいです」 そして、こんないい図書館があるこの三小に入りたいな〜!小学校は越境入学できるのかしら?と、未来の心配もされていました(笑) 三小の司書・滝島先生にも伺いました。 「今回で二回目のこの『ベビ☆としょ』。これからも地域に根付いていってくれるといいな、と思います。 本来の業務の間を縫ってする準備も何かと大変でしたが、学園の司書三人が力を合わせて開催にこぎつけることができました。今日はたくさんの親子さんに来ていただいてよかったです。」 そして、この三鷹中央学園の第三小学校では、学校図書館地域開放事業(※3)として、今回の『ベビ☆としょ』のほかに、来年度新入学を迎える子ども達に対してのイベントを2月に計画しているそうです。『としょかんたんけんたい』ですって、楽しそう♪ 赤ちゃんや子どもが安心して過ごせる場所、これからも増えていくといいですよね。 また、本へ興味を持ち子どもの身近にいつも本があることは、とても大事なことだと思います。本は一生の友達ですもの! ※1 三鷹市立の小・中学校は、コミュニティスクールの学園制を敷いていて、この三鷹中央学園には、第三小学校、第七小学校、第四中学校が属しています。 ※2 てのひらの会では、毎週木曜日午後、三鷹ボランティアセンターで布絵本の貸出をしています。 ※3 市内の小学校図書館は、通常の土曜日は一般の方々にも開放をしており、地域の方どなたでも本を借りに行くことができます。 |
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reported by じろすけ |
2015年1月号