自然育児友の会主催講演会
「食・生命(いのち)をいかし、育むこころ
〜佐藤初女さんの世界〜」

自然育児友の会からのメールで、
調布のたづくりで佐藤初女さんの講演会があると聞き早速行って来ました。

 岩木山の麓に「森のイスキア」というこころを病んだ人、苦しみを抱えた人が全国から集まり安らぎ憩う場所があります。ここで季節の新鮮な材料を使っておいしいものを作り、訪れるかたを癒し社会に帰っていく力を育んで下さるのがこの佐藤初女さんなのです。特にこの初女さんのおむすびがとてもとてもおいしいくて、どんなに堅くなった心も柔らかくしてくれるのだそうです。  
 ご高齢にもかかわらず、はっきりとした優しい声でゆっくりと話される講演はたくさんの子育ての基本となる言葉に満ちていました。その中のいくつかを紹介したいと思います。

*子育てで大切なことは、時間をかけ、心をかけること。しっかりした食事をとって、心も身体も強める事。佐藤初女さんのお料理は素材の命を大切にし、食べる相手の生命(いのち)を見つめる心をかけた「食」なのです。

*家庭の中に、なごやかな風を感じさせるような雰囲気を作るように心がけましょう。ことばで教えたり注意したりしなくても自然に感じさせることができるような雰囲気作りが大切です。

*耐え難きを耐え、許し難きを許す大きな心が子育ての時は特に必要です。

 メモのようになってしまいましたが、まだまだたくさんありました。興味のある方は是非下記の著書をお読み下さい。
  「子育ては苦楽しい」と河合隼雄先生は言われます。子育てをして子供から教えられること気づかされる事のなんと多いこと!子供と暮らす日々で楽しいことも多々ありますが、悩んだり、迷ったり、苦しいと思ったり、そんな時にきっと良い気づきを与えてくれる本だと思います。
 食に関しても情報が多く、迷う事も多い毎日ですが、無農薬でなければなどと言ったこだわりを持たずにその都度自分で判断して選んでいく事が大事だとおっしゃっていました。わたしもその日のうちに図書館にリクエストして今三冊目を読み始めたところです。

おむすびの祈り(PHP研究所)
初女お母さんの愛の贈りもの〈おむすびに祈りを込めて〉(海竜社)
朝一番のおいしいにおい(女子パウロ会)
こころ咲かせて(サンマーク出版)

reported by nana

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