保育施設取材レポート
場所は、井の頭公園駅と三鷹台駅のちょうど中間あたり。 住宅街の中にひっそりとある、緑豊かな大きな一軒家です。 |
ルドルフ・シュタイナーという哲学者の名前を聞いたことはあるでしょうか。 キンダーガルテン なのはな園では、 「7歳までに多くの喜びと愛情を与えると、のちに自由に世界と交流できるようになる。」 というシュタイナーの考えから、健全な身体の発達と意志を育てるための幼児教育が行われています。 場所は、井の頭公園駅と三鷹台駅のちょうど中間あたり。 |
こちらの園は、教師と父母によって運営されているそうです。 父母も運営するってどういうことだろう?と興味津々で取材に行きました。 朝の9時半。待ち合わせたのは、2児の母で、現在下のお子さんがなのはな園に通われているMさん。 まずはお部屋を見学させていただくことにしました。 周りからみると普通の一軒家だったのですが… よーくフックをみてみると、それぞれ違う形の小枝がフックとして使われていました。 見学させて頂いたお部屋は年中さんと年長さんが遊んでいました。 毎朝最初は自由遊びの時間だそうです。 お部屋にある遊具はどれもシンプルな自然のものばかりです。 |
慣れていない私が急に部屋に入ったので、 子どもたちを驚かせてしまわないか心配だったのですが、 みんなすぐに人懐っこい笑顔を向けてくれました。 しばらくすると、 子どもたちが思い思いに遊んでいる中、しばらくすると先生の歌声が聞こえました。 先生は小さな声で優しく、 先生は子どもたちに声をかけていきますが、大きな声を出すことはありませんでした。 お片付けの後はおやつの時間。園では毎日手作りでおやつが用意されているそうです。 |
さて、ここで保育室からは退室し、
お母さん方の集うお部屋が別棟にある、ということでそちらでお話を伺うことにしました。
訪れた日は、年少さんのお母さん方を中心に10人ほどが集まり、お弁当を包む布を縫っているところでした。 「四角い布を100均で簡単に買うこともできる。もしかしたら自分で縫うより丈夫かもしれない。なのにどうして手で縫っているのか。」 現代の豊かな生活の中では、簡単で便利なものが重宝されています。 疑問に答えてくださったのは、一人のお母さん。 「簡単や、便利で切り離されてしまったものを取り戻す作業をしているんだと思います。」 そんな思いの下、あるときは園のお庭の手入れをする、ある時は祝祭の準備をする、ある時は園の会議に出席する。 Mさんは、 お子さん4人がなのはな園で過ごされているお母さんは、 目には見えないけれど、大切にしたいたくさんのこと。 私がたった数時間いただけで感じた温かい雰囲気。 |
取材を終えて・・・ |
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毎年春から秋にかけて、説明会や体験会が行われているそうです。
また手しごと会やオープンデー、マタニティの方や赤ちゃん〜3歳のお子さんまで通えるクラスもあるそうなので、 興味のある方は一度訪問されて、体感されてみるのをおすすめします。 なのはな園の詳細はこちらからどうぞ♪ reported by terumi |
2014年6月号