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相談しました。
第二回
相談しました、第二回は、小さなお子さんをお持ちのワムマムさんの投稿です。

相談先は、総合保健センター

結婚して三鷹に引っ越してきて2年、三鷹での友達もできないまま妊娠し、
仕事を辞め、出産をした私は産後うつっぽくなっていました。
 加えてその日は、当時4ヶ月だった息子の数日前から一晩中続く激しい夜泣きにほとほと疲れ、
寝不足で頭は痛み、苛立ちはすでにピークでした。


 深夜、子供が泣き叫び出しました。おっぱいをあげても、抱っこをしても、何をしてもだめ。
苛立ち、あせり、いとおしいはずの息子が嫌でたまらなくなり、
そしてとうとう私は怒りに任せて泣いている彼のおしりを叩いてしまいました。
叩いたからといって4ヶ月の赤ちゃんが泣きやんでくれるわけがありません。
いっそう激しく泣き出した息子をぎゅうと抱きしめ、私は「自分は何ということをしてしまったのか」と
怒りを暴走させてしまった自分を、小さなからだに向けてしまった紛れもない暴力を、
責めて責めて悲しくて悔しくてつらくて、そして助けてほしくて泣いていました。
 
 結果的にその明け方から息子は熱を出し、熱が下がった後、2、3日で夜泣きもおさまりました。
 具合が悪くて夜泣いていたのだとしたら本当にかわいそうなことをした。
その後も私は自分を責め、同じような状況になった時に
私はまた息子に手を上げてしまうのではないかととても不安でした。
 
 そして保健センターでの3〜4ヶ月健診のとき、
思い切って保健師さんに息子に手を上げてしまった事の次第、
今後も叩いてしまうかもしれない不安をすべて打ち明けてみました。
とても勇気の要ることでした。
 保健師さんは私を責めませんでした。よく打ち明けてくれましたね、と言い、
どうしたらいいのかを一緒に考え、保健センターでのグループを紹介してくれました。
 
 週一回のそのグループでは託児があり、お母さんは子供と離れて悩みを話し合ったり
保健師さんの話を聞いて学んだりして、それぞれが抱える問題を解決していきました。
決して堅苦しいものではなく、
子供と離れてざっくばらんに話し合える時間が持てることでストレス解消できる効果もかなりあったと思います。
 
 グループは期間限定のもので、私の参加していたグループも活動を終了しました。
私も育児に慣れてきたせいもありますが、産後うつから脱出し、
時には腹の立つこともあるけれど今は上手にイライラとつきあいながら育児を楽しめるようになりました。
 
 保健センターがこんなに身近に感じたことは今までありませんでした。
健診のときに思い切って悩みを相談して大正解でした。

 また、健診などの機会でなくても困ったときはいつでも電話をくださいと
保健師さんは気さくに言ってくれました。
 保健センターはお堅いところではありません。
むしろ子育てに悩み、追い詰められたお母さんのこころを守り、秘密も守ってくれるので、
友達や親には言いにくいことならなおさらに話しやすいところだといえるのではないでしょうか。

ワムマム

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2005年8月号

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