子育ての悩みではありませんが、出産、子育てで仕事を辞めたけれど、再就職を考えている方、また子育て中で、仕事を探している方の相談先ということで、東京しごとセンター多摩に行ってみました。 東京しごとセンターは、都民の雇用・就業を支援するために設置した「しごとに関するワンストップサービスセンター」です。 都独自のやり方できめ細かい就業支援をしています。三鷹市は多摩地域ということで、国分寺にある東京しごとセンター多摩の所長さんに特に女性の再就職についてお話を伺いました。 しばらく仕事をしていなかった方が仕事をさがそうとするとき、さまざまなハードルがあると思います。 ただでさえ、景気が悪く仕事が少ない厳しい時代です。 東京しごとセンター多摩の就職支援の大きな特徴は、キャリアカウンセラーが1対1の専任制で対応してくれるということだと思いました。 初回に、約50分お話を聞いていただきます。その後、予約をして定期的にキャリアカウンセリングを受けるという流れです。 この専任のカウンセラーが、一人ひとりの適性や状況をふまえたきめ細かな就業相談やキャリアカウンセリングをして、就職情報の提供や職業紹介を行います。 具体的には、仕事選びのサポートから、求人への応募方法、相手先に会ってみようと思わせるような応募書類の書き方や、写真の撮り方、面接についてのアドバイスなどもしてくれます。 女性向けのキャリアカウンセラーもいて、男性のカウンセラーに相談をするのは苦手な方にも安心です。 仕事を中断している期間が長いほど、以前の仕事のイメージとのギャップが大きく、一から勉強する心構えが必要です。また、求人が少ないという今の日本の厳しい経済状況を考えると、ご自分の希望する職種の範囲を広げることが仕事に就くための大きなポイントになっているようです。経験のない職種にチャレンジすることで、ご自分の意外な一面を発見するかもしれません。 多少の資格があっても、事務職の求人は非常に少ないということでした。一方介護関連の仕事は比較的多いようです。 また、すぐに正社員を目指すことが難しい場合には、短時間勤務のアルバイトからスタートし、パートタイム・契約社員になってから正社員を目指すというように、段階的にレベルを上げていくという考え方も大切です。 パートタイムで働いた経験も長期的に見れば、職業能力の開発につながり、決して無駄にはなりません。 自分の生活と職業生活をどのようにリンクさせるか、どんな仕事に就きたいのかを考えながらじっくりと仕事をさがすことが大切だというのが、岡村所長さんのアドバイスでした。 東京しごとセンター多摩は、フリーター向け、女性向け、団塊の世代向けなど、対象別セミナーやプログラム、また能力開発、職業紹介まできめ細かなサービスを提供していますので、上手に利用されるといいと思います。 また、就職情報コーナーでは、インターネットでの就職に関する情報収集もできますし、応募書類の作成、また、パソコンによる職業適性診断もできます。 国分寺は、三鷹から電車で4駅、再就職を決意したら、まず東京しごとセンター多摩の情報コーナーで職業適性診断をしてみるのもよいかもしれません。 詳しくは、 http://www.tokyoshigoto.jp/tama/
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