力を抜いて,ゆったりと・・・・


第30回新年にあたって「リフレーミング」!


■自分の時間の見直しのとき
新年あけましておめでとうございます。
みなさま、昨年はどんな年でしたでしょうか?
幼稚園入園、小学校または中学へ進学という大きな変化があったご家庭も多いと思います。
我が家は、下の娘が大学生になったため、子育ては、ほぼ終了という年でした。

これまでいろいろ親として、気づかずににやっていたことから、かなりの部分解放されました。
一番大きかったのは、早朝高校生を送りださなくてもよくなり、睡眠時間が人並みになったことです。
翌日のお弁当のおかずを考えなくてもすむようになって、買い物する時、頭の中のメモの一項目が取れました。
他にも、新学期の準備、保護者会、役員会、親同士のお付き合いやら書き出せばきりがありません。
ひとつひとつは、全然大したことではありませんが、こまごまとしたことが積もり積もっていて気持ちが忙しかったのだなあと、終わった今思います。
現役ママのかた、毎日本当にご苦労さまです。

そして、ここ7年ほどは、NPO法人の運営にかかわっていたので、その仕事もあり余裕を失っていましたので、すこし家のことに時間を使えるようになってきています。
そういえばここ数年、スポーツクラブも止め、庭の手入れもしていませんでした。
今年は、自分の時間の見直しをしたいと思っています。

■子育て20年
子育て20年を振り返って、子どもの成長とともに、一歩ずつ一歩ずつ歩いてここまできたなと思います。
躓くたびに、ああでもない、こうでもないと試行錯誤をしてきました。
一時は不安で、先が見えず真っ暗と思ったこともありましたが、今振り返ってみれば、大したことではなかったように思えるので不思議です。

子どもは知らないうちに成長して、親の目の届かないところに行ってしまいます。
人の親である限り、いろいろと心配の種は尽きませんが、もうあとは、子どもを信じる他はありません。

■リフレーミングとは?
リフレーミングという言葉を聞いたことがありますか?
簡単に説明すると、コップに半分の飲み物があるとき、半分しかないとおもうか、半分もあると思うか物事の捉え方で、状況の見え方が変わってくるという考え方です。
たとえば、「自分は短気だ。」ということを短所と思っている人が、「自分は情熱的だ。」と違った枠でみることで、ポジティブに自分をとらえることができるようになります。

「私は、○○ができない。」と否定的な気持になったときに、「私は、○○ならできる。」と考え直してみると、前向きな気持ちになりませんか?主語の部分を、子どもや夫など家族に置き換えてみることもできます。


■2009年が、良い年になりますように!
今年、わたしは、母としてではない、一人の人間としてのワンステップの年にしたいと考えています。
子どもを産んで以来、無意識に母というフレームで見ていたこの世界を、違うフレームで眺めてみようと思っています。
違った枠で眺めなおすと、きっとこれまで見えていなかったところが浮き上がって見えてくるのではと楽しみです。

世の中は、先行きが見えず、不安な時代を迎えています。そんなときだから、これまでの自分の視点をちょっと変えて、家族や周りの人と接してみたり、物の見方を変えてみると、新たな世界が開けるかもしれません。
2009年がみなさまにとって良い年になりますように、お祈りいたします。


 

 「子育ての悩み相談しましょう」コーナーにエッセイを連載中です。みなさまのご意見ご感想をお待ちしています。
  
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nana


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2009年1月号

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