第37回 四字熟語で心理テスト
第37回 四字熟語で心理テスト
■9月になりました
夏休みが終わり、久し振りに自分の時間が戻ってきたお母さん方も多いのではないかと思います。
しかし、新型インフルエンザが、じわじわと広がっているので、油断できない状況ですね。
夏休み最後の日曜日に、あわただしく総選挙が終わり、政権交代が実現しました。年金や雇用問題などと並んで、子育て支援が大きく取り上げられて注目されています。
こんな時に、きちんと今後の動向を見ていきたいものですね。
ところで、今月は、社会の動きから、自分の内面に目を向けてみたいと思います。
■四字熟語を思い浮かべてください
四字熟語占いってご存知ですか？占いという言葉が当たっているかどうかは、さておき、今この文を読むのをストップして、頭の中に四字熟語を思い浮かべてください。
浮かんできた順番に、紙に書いてみるのも良いと思います。
ずいぶん前になりますが、ある講演会に行ったときのことです。司会者の方が、会場の雰囲気のウォーミングアップのために、「今あなたの頭の中に四字熟語を思い浮かべてください。」と言われた事がありました。
突然、四字熟語！？と言われて、私の頭の中は、真白になりましたが、その時浮かんだのが、「一石二鳥」。
どうして、そんな言葉が浮かんだのか自分でもよくわかりませでしたが、そのあとに、以下のような説明がありました。
あなたの頭に浮かんだ四字熟語はあなたの人生観を示しているそうですと。
「ふーん。わたしの人生観って、「一石二鳥」なんだあ。」と、あまりピンとこないなと思いながら、その時は終わりました。
■”一石二鳥”が人生観
わたしは、夫と大学生2人の4人家族の主婦業をやりながら、ＮＰＯなどの市民活動をする毎日ですが、たとえば、三鷹駅周辺に行く時には、銀行の振り込みと、郵便局で書留を出し、○○に請求書を届ける、など、1回の外出でいくつもの用事を済まそうと、メモに書き込みます。
効率よく回れるように、順番も考えておきます。事務所に行く時、市役所周辺に出かけるときも同様です。
また、家でご飯を作りながら、お菓子を焼いたり、新聞の整理をしたり、メールチェックをしたり、テレビを見ながら、洗い物をしたり・・・・
あ、これは、単なるながら仕事で、一石二鳥とは違いますが、わたしは、いつからか、何か2つ以上のことを同時にしないと気がすまなくなっていました。
何気なくこんな毎日を送っていたある日、「”一石二鳥”という言葉が、あなたの人生観」という話を思い出しました。
なるほど、こういうことだったのか。
わたしは、いつも一石二鳥、三鳥を狙っているなあ。
誰かに会うときは、ついでにあれもこれもと思っているなあ。
何かをやるときには、いくつも効果が出るように欲張っているなあ。
■おやこひろばやみたか都市観光協会で一石二鳥
3年ほど前から、市民協働センターで始まった、おやこひろばで、ＮＰＯ主催の講座をするとき、わたしは必ずお菓子を焼くことに決めました。
そうすると、月に1〜2回は、パウンドケーキかクッキーを否応なく焼くことになります。
参加者の方には、手作りだということで、喜んでいただけるし、わたしは、作り方を忘れない、まさに一石二鳥の良い機会となっています。
また、最近こんなことがありました。ＮＰＯ法人子育てコンビニが更新作業をしている「みたか都市観光協会」のサイトが、ＮＨＫ教育テレビの通信高校講座情報Ａで紹介されることになったのです。
その話が来て、担当者の方と打ち合わせをしたとき、サイトの情報を更新するための取材の様子も撮影したいとのことでした。
そこで、以前から、取材に行かなければと思っていたパン屋さんを思い出しました。
このパン屋さんのおじさんは、お店にきた子どもたちの写真を撮って、お店の壁に所狭しと飾っています。パンも美味しいので、「みたか都市観光協会」の”みたかのごはん”コーナーで紹介したいと考えていました。
そこで、早速パン屋のおじさんに連絡を取って、ＮＨＫ教育テレビの取材の話をし、引き受けていただきました。
また、ＮＰＯのサイト担当者に取材をお願いしました。
こうして、「みたか都市観光協会」のサイト更新と、ＮＨＫ教育テレビの取材を同時にすませることができました。
放送が終わってから、お店にお礼に行ったら、「知り合いの人に、テレビ見ましたなんて言われましたよ。案外見てるんですね。」とおじさんが嬉しそうに話してくれ、こちらもうまくいって良かったなあと満足でした。
なんだか、一石三鳥くらいの気分になりました。
これらは、一つの例ですが、こういうことを私は、無意識にやっているようです。
そんなわけで、「一石二鳥」は、わたしの人生観だといえるかもしれません。
■さてあなたの人生観を表す、四字熟語は？
わたしの周りの人に、何気なく、思いつく四字熟語は？と尋ねてみると、何それ？心理テスト？なんて言われましたが、「一球入魂」「弱肉強食」「天真爛漫」「無芸大食」「一期一会」「波乱万丈」など様々な答えが返ってきました。
人間は、他人のことは、いろいろと気がつくのですが、自分のことは、知っているつもりで、気がつかないことが多いものです。
ふと思い浮かべた四字熟語から、自分の性格を知るヒントを得ることができるかもしれません。
「一石二鳥」を狙ってばかりいるわたしは、「一球入魂」で一つのことをしっかりと集中してやるタイプから見ると、雑でいい加減かもしれませんが、一度身についた生き方をなかなか変えることはできないでしょう。
さて、あなたは、四字熟語と言われたとき、何を思い浮かべますか？
ついでに言うと、２つ目に浮かぶ四字熟語は恋愛観を、３つ目の四字熟語に人生最期の時を迎える心境が出ると言われているそうです。
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nana
2009年9月号