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力を抜いて,ゆったりと・・・・



第67回 「子供未来とうきょうメッセ2013」に参加して

■「子供未来とうきょうメッセ2013」
企業・NPO・自治体による子育て支援活動が大集合する、「子供未来とうきょうメッセ2013」が、1月26日東京国際フォーラムで開催されました。
広い展示場の入り口を入ると、大きなベビーカー置き場があり、大勢の親子連れでにぎわっていました。
さまざまな参加団体のブースが並び、子育て支援の広がりを感じました。
いくつかの対談やシンポジウムの他、「それいけ!アンパンマンショー」や「尾木ママ」こと教育評論家の尾木直樹氏の講演があり、大勢の方がつめかけていました。

■おしえて!子ども・子育て新制度
「子ども・子育て関連3法で地域の子育て支援はどう変わるのか」というテーマでの鼎談が行われ、パネリストは、内閣府参事官少子化対策担当の長田浩志氏、三鷹市子ども政策部子ども育成課長宮崎望氏、司会は読売新聞東京本社社会保障部次長の榊原智子氏という顔ぶれでした。
宮崎課長が登壇されるということで、わたしもお話しを聞いてきました。

子ども・子育て関連3法成立と言っても、それでいったい何がどうなるのか、難しそうでわかりにくいというのが、一般庶民としての本音ではないかと思います。
内閣府・文部科学省・厚生労働省が一緒に作成した「おしえて!子ども・子育て支援新制度」というピンクのチラシが配布されました。
このチラシには、「何ができるの?」「いつから利用できるの?」「どんな支援を受けられるの?」といった素朴な疑問に、答える形で、ミニマムな情報が図などを使って書かれており、それに沿って長田氏より説明がありました。

■子育てをめぐる3つの課題解決に向けての取り組みを進めること。
3つの課題とは、
課題1 親の働く状況の違いにかかわらず、質の高い幼児期の学校教育・保育を受けられることが望まれていること。
課題2 核家族化や高齢化、また地域での人間関係の希薄化などにより、家庭や地域での子育て力が低下していると言われていること。
課題3 都市部を中心に保育所に入れない待機児童が存在する一方、子どもの減少で近くに保育の場がなくなった地域もあること。

課題1についての解決法として、幼稚園と保育所の良さをあわせ持つ「認定こども園」の普及を進めること。
保護者が働いているかいないにかかわらず利用できることや、親の就労状況が変化しても、継続して利用できるなどをメリットとしてあげています。

課題2については、子育ての相談や一時預かりの場を増やすなど地域のニーズに応じた多様な子育て支援を充実するための財政支援を強化するとしています。
親子が交流できる拠点や一時預かり、放課後児童クラブの増加がその例として挙げられています。

課題3については、待機児童解消を、市町村は計画的に進め、国もこれを支援するとし、保育ママ(家庭的保育)や小規模保育など地域型保育への財政支援を新たに行って、多様な保育を充実させて受け入れられる子供の数を増やすとしています。
また、子どもの数が少なくなっている地域についても、少人数の保育施設などの安定的な運営を支援し、身近な地域での保育機能の確保をするとしています。

■その財源は?取り組みを進めるのは?スタートは?
子ども・子育て支援新制度の財源は、消費税引き上げによる増収分のうち7000億円の財源を確保し、さらに、その他の財源も含め合計1兆円の財源確保をめざすとしており、その取り組みは、住民に最も身近な市町村が、ニーズを把握し計画的に進めるとなっています。
この制度は、平成27年度に本格的なスタートをめざしていますので、平成25年度は、国に設置される「子ども・子育て会議」で、より具体的な検討を進められる予定です。

■三鷹市の子育て支援施策
「新制度に向けた子ども・子育て支援施策の展開」と題して、三鷹市の宮崎課長からは、先進事例として現在の三鷹市の状況、施設保育支援、制度(経済的)支援、在宅子育て支援が、バランスよく実施されていることや、これまでの子育て支援施策のあゆみ、「三鷹市子育て支援ビジョン」の策定などについて、取り組んでいる内容が具体的に説明されました。


■子どもが育つ場が、親の働く状況の違いにかかわらないということ
子ども・子育て支援新制度というと、認定こども園がまず浮かびますが、これまで通り、幼稚園と保育園とがある状態では、どうしていけないの?と思うかたも多いかと思います。
多分、様々な立場から、たくさんのご意見があるでしょう。

もともと 保育園は、厚生労働省の所轄の施設で、子どもの保護者が働いていたり、病気にかかっていたりするため日中子どもを保育できない場合、保護者に代わってその子どもを保育するところです。
そして、幼稚園は、文部科学省の所轄で学校教育法に基づく教育機関であり、対象年齢は満3歳から小学校就学前の幼児となっています。
幼児の育つ場として、長い間この2つが並行して存在したのですが、時代は変わり、女性の生きかたも多様化してきました。
親が働いているかいないかで、子どもの育つ場が違うというのではなく、その子どもにあった場所を自由に選べる状況が望ましいと考えるのは自然の流れではないかと思います。

■子どもたちが、親の愛情をたっぷり受けて、安心して育つ環境を
この4月から、子ども・子育て支援新制度について、テレビや新聞などで、たびたび取り上げられることになると思います。
都市部で一番問題になっている待機児童が解消されれば安心というわけにはいかないでしょう。
子どもたちが、親の愛情をたっぷり受けて、安心して育つ環境を整えることが、何よりも大切なことだと思います。
そのためには、新しい制度を上手に生かせるように、わからなことや困っていることは、市町村の窓口に相談するのなど、情報収集やニーズを伝えることも大切です。
これから子どもを産み育てていく若い家庭にとって、どんな子育てをするのかは、様々だと思います。
かけがえのない命を授かり、育てるのですから、子育ては、夫婦でよく話し合って、自分たちにあったスタイルを見つけられるとより楽しくなることでしょう。
子育て支援を社会全体で考え国が支えていくということになったのですから、新制度のこれからの動きにみんなで注目していきたいと思っています。


 みなさまのご意見ご感想をお待ちしています。
  
 子育てをしていて、嬉しかったこと、驚いたこと、困ったこと、つらかったことなど、子育てをして感じた様々なことを、みんなでおしゃべりしてみませんか?
 子育てコンビニでは、毎月「子育てコンビニひろば」という集まりを開いています。子育てコンビニのスタッフ以外は毎回新しい方の参加があり、いつも同じメンバーの集まりではありません。
 悩み相談に行くほどでもないけれど日ごろ気になっていることなどを、みんなで話してすっきりすることもあるようです。どうぞお気軽にお出かけください。
 皆様のご参加やメールでのお便りなどお待ちしています。


nana


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2013年3月号

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