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力を抜いて,ゆったりと・・・・



第71回にっぽん子育て応援団 結成4周年記念フォーラムに行ってきました!


■ついにスタート?
夏休みがもうすぐそこまで来ています。
暑さも本格的になってきましたがいかがお過ごしでしょうか。

6月1日に開催された、「にっぽん子育て応援団結成4周年記念フォーラム」に行ってきました。
タイトルは、「ついにスタート? わがまちの子ども・子育て会議 実現させよう!すべての子どもと子育て家庭に届くしくみ」
このながいタイトルに、ここまで一生懸命やって来られたにっぽん子育て応援団の企画委員の方々の想いがこもっているように感じます。

平成22年2月に第一回フォーラムが開かれてましたので、今回が4回目。
にっぽん子育て応援団フォーラム参加報告について、興味のある方は、このエッセイの過去のところからお読みください。
にっぽんの子育てを「何とかしたい!安心して子育てできるにっぽんを作ろう!」いうことで、始まった、にっぽん子育て応援団ですが、設立当初から、国、地方自治体、子育て支援団体、議員などが集まり、子育て支援について議論をする場となってきました。
そして、このような議論の中から生まれた「子ども・子育て新制度」が27年からスタートします。
25年度より準備期間に入るということで、今後どうなっていくのかに注目が集まっています。
それで、タイトルが「ついにスタート?」と入ったのでしょう。

■「子ども・子育て会議」はエンジン
今回のフォーラムでは、平成27年度から始まる「子ども・子育て支援新制度」に向けた取り組み、地方版子ども・子育て会議の先行事例が紹介されました。
子ども・子育て会議メンバーの選び方、事業に当事者ニーズをどう落とし込むか、ニーズにあった事業実現に向けた工夫などについてさまざまな意見が出されました。
まず、内閣府製作統括官(共生社会政策担当)付参事官(少子化対策担当)の長田浩志さんの基調講演があり、遠野市、市川市、下呂市の行政担当者と長田参事官のパネルディスカッション1「最初が肝心 先進自治体から学ぼう」と続きました。
コーディネーターは、団長の堀田力さん安藤哲也さん。
先進地域の取り組みについていろいろ紹介され議論がされました。
議論をする前に「子どもが健やかに、健全に育つ環境をつくる」という大前提というか全体の目的の共有が大切で、「子ども・子育て会議」がそのためのエンジンになってほしいと堀田団長が話されました。

その後、地方自治体の子育て支援課の名前はいろいろですが、そのなかでいい感じのネーミングのところに、「素敵なネーミング大賞」が送られました。
例えば、青森市「子どもしあわせ課」遠野市「子育て総合支援課 元気子ども係」、南河内郡河南町教育委員会 「子ども1番課」など。
漢字ばかりの固い名前より、親しみやすい名前、相談に行きやすい感じの名前・・・ネーミングは大切かもしれません。

■私たち少数派?
そして、パネルディスカッション2「各党に聞く これからの子ども・子育て支援」では、団長の樋口恵子さん、勝間和代さんのコーディネートで自民、民主、公明、共産、みんなの党の5人の国会議員の方がパネリストとなり、各党のこれからのこども・子育て支援について議論されました。
子どもの問題は、保育や幼児教育だけではありません、さまざまな社会問題と深くかかわりあっています。
子育てを社会全体で支えていかなければ、どうにもならない状況に来ています。

議員の方々のディスカッションの後、勝間団長が「私たちまだ少数派ですよね。コップの中の嵐にならないように」と会場に向かって言われたのが、印象的でした。
子どもの問題は、今少子化が国の問題になっているからこれだけ取り上げられて来ましたが、一般的には、まだまだ関心の薄いテーマだということを忘れてはいけないと思います。
もっと多くの人に「子ども・子育て支援新制度」を知っていただくことが必要だと思います。

■3年間抱っこし放題!?
樋口団長が、政策決定の場にもっと女性が増える必要があることや、仕事と家庭を両立したいという長い間の女性たちの希望がかなう社会にならなければと力を込めた話されたのが心に残りました。
そして、やはりこの少子化の原因はワークライフバランスに欠けすぎた日本のライフスタイルにあるのではと、自民党の「3年間抱っこし放題育児休職」に対して、
「少年よ大志を抱け!壮年よ!妻子を抱け」と会場にエールを送り、参加者から共感の声と笑いが。
3年もの育児休職よりも、もっと働き盛りの男性が家族と過ごす時間が持てる社会になれば、今ある多くの課題の一部はすぐに解決するのではとわたしも思います。

子育て支援の問題は、本当に広く深い、そして子どもたちは、このめまぐるしく変化する社会に、待ったなしに生まれ成長していきます。
小さなことでも今私たちにできることから、始めていかなければいけないと強く感じます。
これからも、国の大きな動きをウォッチしながら、市内での現場の活動を大切にしていきたいと思います。


 みなさまのご意見ご感想をお待ちしています。
  
 子育てをしていて、嬉しかったこと、驚いたこと、困ったこと、つらかったことなど、子育てをして感じた様々なことを、みんなでおしゃべりしてみませんか?
 子育てコンビニでは、毎月「子育てコンビニひろば」という集まりを開いています。子育てコンビニのスタッフ以外は毎回新しい方の参加があり、いつも同じメンバーの集まりではありません。
 悩み相談に行くほどでもないけれど日ごろ気になっていることなどを、みんなで話してすっきりすることもあるようです。どうぞお気軽にお出かけください。
 皆様のご参加やメールでのお便りなどお待ちしています。


nana


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