第74回締め切りがあると・・・
第74回締め切りがあると・・・
■秋の運動会が近づきました
すこしずつ秋の深まりを感じます。
秋の運動会も間近になり、子どもたちの練習にも一層熱が入ってくるころですね。
子どもと一緒に当日を楽しみにし、当日は、応援につい力が入り、子どもたちの成長ぶりを目にして、涙がこみ上げたことを思い出します。
振り返ると、子どもを育てている間は、年間行事など子どものスケジュールを中心に、日々が過ぎていきました。
子どもが成人してしまった後、改めて時間の使い方についていろいろと感じることがあります。
■時間の使い方
子育て中は、本当に時間がなかった。
あれもしたい、これもしたいと思いながら、二人の子どもの生活時間と夫の生活時間に合わせながら、あっという間に過ぎる一日。
その隙間の時間にちょっとした楽しみを見つけるのが精いっぱいでした。
今、ある程度自分の自由な時間が持てるようになり、時間の使い方について、客観的に、冷静に考えるようになりました。
忙しいと一言でいっても、気持ちの余裕がないだけで、時間的に拘束されていないこともありますし、時間的に拘束されていても、決まったことをこなすだけだと、気持ち的には忙しくありません。
時間というのは、面白いものだなあと思います。
■忙しいと感じるときには
やらなければならないことが、山積みの状態のとき、忙しいと感じてイライラしてしまいますが、そんな時に私がするのは、二つのリスト作り。
①仕事や家事でやらなければいけないことのリスト
②自分の楽しみにためにやることのリスト
まずは、①に書いたものを、できるところから、片づけていきます。
ついつい後回しにしたくなるものを、早めにやるように心がけるのがコツですが、これは、なかなか難しいので、短時間で終わるものから手を付けて、リストに終了の線を入れるのを楽しみに頑張ります。
そして、②のリストをちらちらとみて、①のリストが終わったら最初にやることを頭の隅っこで考えます。
そして、短時間で集中して、やり終わったら、②のリストから、たとえば新しいＣＤを聞くとか、借りているＤＶＤを見るとかするという具合。
そうすると、なんだかすっきりして、いい気分です。
先日は、午後までかかりそうだと思った仕事が、午前中で終わったので、ダイエットのために控えているアイスクリームを自分にご褒美！
いつもよりおいしく感じました。
■やりたくないものはいつまでも残る
そこで気づいたのは、リストにいつまでも残るのは、苦手なことややりたくないことだということ。
面倒だなあと思うことを、無意識に後回しにしてしまうようです。
だから、苦手なものから先に手を付けられるようになると、きっといろいろなことがスムーズに運び、もっと余裕が生まれるのではないかと思っています。
それと、締め切りがないと、やらないということ。
特に、リストにいつまでも残るような苦手なことや面倒なことは、締め切りがないと、ずるずると先延ばしにしてしまいます。
そして、結局やらないで終わってしまうことも・・・
人はある程度の制約がないと、動かないものだとつくづく思います。
■締め切りがあると
締め切りがあると、人は動くものだと気づいたのは、実は、ここ1年ほどの二重生活でのことでした。
夫の仕事の都合で、地方と東京と行ったり来たりの生活が続いていますが、いつも期限付き、つまり締め切りがあるので、家事も仕事も短い期限内でやるようになりました。
なんとなく、移動で身体は忙しいのですが、今までだったらぎりぎりまで後回しにしていたことを期限内にやらなければならないため、やり終わったら気持ちはすっきりします。
人が、忙しいと感じるかどうかは、自分の持ち時間ではなく、やるべきことがたくさんあって終わらないのではないかという不安感から来るものだと思うようになりました。
小さな子どもを育てている間は、大切な命を預かっているのですから、毎日気が抜けませんし、時間も思うようになりません。
振り返ると心に余裕がなかったなあと感じます。
そんな中でも、自分にある程度の締め切りや期限を作って、仕事や家事をこなし、自分の楽しみに使える時間を持つと、気持ちがすっきりして、家族や周りの人にやさしくなれるのではないでしょうか。
一日２４時間は、みんな平等に与えられています。
それをどう生かすかは、あなた次第です。
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子育てコンビニでは、毎月「子育てコンビニひろば」という集まりを開いています。子育てコンビニのスタッフ以外は毎回新しい方の参加があり、いつも同じメンバーの集まりではありません。
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nana
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2013年10月号