「ママのしわざ」後記
※画像は全てクリックするとおおきくなります
今回の「ポップにてづくり」はちょっと特別号!
先日、行われた作品展「ママのしわざ」の後記なのデス。
期間中、たくさんの方々に来て頂きました。
「毎月楽しく拝見しています」と声を掛けて下さる読者の方もいらしてとても嬉しかったです。
「今日で3回めなんです〜」というリピーターの親子さんも居たりして感謝感謝です。
皆さん、本当にありがとうございました。

ではでは この辺で
「ママのしわざ」、裏話も含め ちょっといろんなエピソードなどを...

来られなかった方々にもわかるようにまずは会場入ってすぐの画像。

初個展にしては かなり大きなギャラリーを借りてしまいました!
入り口からすぐ目に飛び込んで来るのは
「にこにこバッグ」の巨大カレンダー。

コレね ”日替わりバッグ”なんですよ♪
毎日、違うバッグでお出かけって楽しいでしょ?

当初、このバッグ達 販売の予定は無かったのですが「おいくらですか?」のお問い合わせが多かったため急遽、プライスをつけさせて頂きました。


「にこにこバッグ」はワークショップも2回行いました。
みんなそれぞれ自分の顔に似た(?)可愛いバッグを作り上げていましたよ*

さてさて...
私の作る物は立体物が多いため、床に置くものの点数はあるけれど壁面がガラガラに空いてしまうという不安が出て来ました。
「う〜〜む」と悩む私に「絵を描けば?」と言う主人。
なるほど!! 絵ね!  よし描きましょう♪ーーーと思ったもののキャンバスに描くのは 正直10年ぶりくらい。
いざ描こう!!
ーーと思ったものの、普段のお教室で工作品にペイントする為に貸し出してしまっている筆ばかりなので筆先がボサボサ...
まずは 自分の為の筆を買う所からスタートした訳です。

しかし いざ描き始めると実に楽しく、次から次へと描きたい物が表れて最終的に7作品が仕上がりました。
終いには主人に「絵は もう良いから工作したら?」と言われるくらいに描き続けていました(笑)

こんな風な お菓子みたいに甘い色の絵を描きましたよ。

今回、多くの方に楽しんで観て頂いた実感があります。
できれば 今後も本業と併行して描き続けて行きたいなぁ〜と思います。

さてさて お次は...今回の作品展のメイン!!
「お菓子の家」です。
以前、「子育てコンビニ」のイベントでは”巨大ケーキ”をみんなで創作しましたが今回は 大人にとっても子供にとっても永遠の憧れ「お菓子の家」に挑戦!

「楽しんで作った感」が伝わるように...と その部分を大切にして ダイナミックなレイアウトにしました。
きれ〜いに整って貼付けてあるお菓子の家も素敵だけれど私はこんな風にゴチャッと大好物がくっついているのが好き!
そんな私の創作中のワクワク感、伝わったかな?

今回は開催期間が長期のため泣く泣く「お手をふれぬように...」のポップをつけさせて頂きましたが撮影許可はギャラリーさんから頂きましたので たくさんの方々がおいしそ〜な良い笑顔で記念撮影されていました。
それを見る度に「しめしめ...」と  ちょっぴり お菓子の家の魔女の気分だったのであります(笑)


先にも触れましたが今回、普段は普通のギャラリーとして貸し出されている場での長期にわたる展示ということもあり このようなポップを数カ所に貼らさせて頂きました。

実は、最後の最後まで悩んだのです。
だって 触りたくなるものばかりでしょ?大人だって触りたくなると思いますものね...

なので 不意に触ってしまう事は承知の上でしたし、それを見て 私も「触ったな!!」と怒ったりはしません(笑)
大切に観てくれている良い子には「ちょっとくらいなら触って良いよ」と甘くなってましたからね〜

一応、今回はイベントではなく あくまでも「作品展」ということで約2週間という長い期間、良い状態の作品を多くの方に見て頂くことが目的のため このような おことわりのポップをつけさせて頂きました。

おそらく 今回が「ファーストギャラリー体験」となったお子さんも居るのではないでしょうか?

ギャラリーや美術館って 小さなお子さんが居るうちは、なかなか足を踏み入れる事の無い空間ですよね。

実は私も息子が まだ小さな頃は美術館やギャラリーに行く事ができず 少し世間からの疎外感みたいなのを感じていました。
おしゃれなcafeや素敵な雑貨屋さんに関しても同様な気持ち。
確かに3歳前は なかなか話しが伝わらず無理な事かもしれないのですが 実は意外にも幼稚園に通う頃には 大概こちらの気持ちが伝わるように感じます。

これは あくまでも我が家のパターンなのですが お店やギャラリーに入る前に ”なぜ触ってはいけないか、なぜ騒いではいけないか”という話しをしてあげてから足を踏み入れるようにしていました。
それは”お店の人にしかられるから”ではなく
”もしも自分が大切にしている物が壊れたら、一生懸命に作ったものが壊されたら どんな気持ちになるかな?”という部分です。
そしてそこに「今日は 特別に普段は入れない大人のお店にご招待するからね」と ちょっと小声で魔法の言葉をかけると 小さな息子は胸を張りリトル紳士となってなかなかのお行儀の良さを披露してくれたりもしました。
「ただ 触っちゃダメ!!」「静かにしなさい!!」の一点張りでは おそらく小さな子と言えども理解し難いのかもしれません。
これを機に 今度、一度試してみて下さいね 魔法の言葉♪

*最後に...*
この度は 私の小さな小さな「しわざ」におつきあいいただきましてありがとうございました。。

子育てをしながら フリーで造形の仕事をさせて頂くようになって 今年でちょうど10年になります。

今まで やってきことを楽しくまとめてみたいなぁ...と思い今回「作品展」というかたちで発表させて頂きました。
本来、ぶきっちょ者の私の作るものはきっと誰もが忙しい子育て中にもできる物ばかりです。

今回、「ママのしわざ」に来て頂いた事により 「あ コレならできそう♪」とか
「うちの子が喜びそう!」とか 何かを見つけて頂けたのなら嬉しいなぁ と思います。

私は 今後もママもおちびさん両者が楽しくHAPPPYになれるものを作り続けて行きたいです。  がんばります。

今回は たくさんの笑顔をありがとう!!                                                  
山下 味希恵

2005年12月号

のトップへ