公開日 2016/06/10
今月のおすすめ絵本・6月~その1
~雨降りも楽しい!~
もうそろそろ梅雨入りですね。お天気的には鬱陶しいですが、雨の日だからこそできることを探してみませんか。
「あめのむこう」 水野翠 作 |
雨が降り続く日のこと、ワニはじっと雨のやむのを待っていました。
でも飽きてきたのでしょうか、お日さまの光を浴びたい!温まりたいな!
止むのを待つのははやめた!雨が終わるところまで歩いて行こう!と歌をうたいながら歩きだしました。
なんだかポジティブな発想の転換ですよね。
歩いている途中、にわとり(雨の重さをカサで計っている)、りす(雨の中でもオヤツが食べられるようにどんぐりをカサにぶさげている)、スカンク(立派なしっぽが濡れないようカサを改造中)、クマ、マントヒヒ・・なぜかみんなちょっと奇妙な?事をしているのですが、それはぞれぞれの雨の時の過ごし方みたいですね。
ワニは一緒に歩いて行かない?と皆を誘い、仲間がどんどん増え(まるでブレーメン)、どんどん歩いて行った先には…!
「あめのむこう」なんだか希望が持てる素敵なフレーズだと思いませんか。
「どんどん歩こう、さあ行こう、あめあめあめーの向こうまで」歌も楽しいです。
梅雨の季節に、雨の楽しさも、雨上がりの楽しさも楽しめる絵本だと思います。
さぁ雨の日、何して過ごそうか!
(気付きました?出会った動物たちの名前、しりとりになってるんですよ♪)