公開日 2016/08/01
今月のおすすめ絵本・8月~その1
夏ですね!少し大きな子ども達は夏休みですね!
夏をかんじる絵本です。
「セミくんいよいよこんやです」 工藤ノリコ 作・絵 教育画劇 ★5歳くらい~ |
夏の風物詩のセミの声。この三鷹でもミンミン聞こえ出しましたね。
セミは地中で7年過ごし、地上にでてきて次世代を作り1週間ほどで命が尽きます。
そんなセミの「今夜地上に出る日」をみんながお祝いしてくれるというおはなしです。
ある意味マジメに命のことだし、ある意味地上がスバラシイというのは人間のエゴなのかもしれません。
でも、こんなふうに過ごしているかも、と考えるのはとても面白いと思いました。
地中のおうちに「いままでありがとう」と言い、仲間の虫たちが待っている外の世界にのぼって行きます。
そして大空に飛び立ち「ミーンミーン、生きているってうれしいな」
作者は『ぴよぴよスーパーマーケット』や『ノラネコぐんだんパンこうじょう』などを書いている工藤ノリコさん。
絵がとても細かく書き込まれていて、そこにも物語はあるので、是非ご家族で絵も楽しんでください。
小学校低学年での読みきかせにも使えますよ!
2016年8月号