公開日 2016/08/20
はじめまして、ファイナンシャルプランナーの伊達です。
このたび、子育てコンビニで暮らしのお金に関するコラムを新しく始めることになりました。皆さんの暮らしに少しでもお役に立てる内容をお伝えしていきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
今年も暑い夏が続いていますが、皆さんはお盆の時期をどのように過ごされたでしょうか?家でのんびりされた方、近くにレジャーに行かれた方、あるいは家族で帰省や旅行をされた方もおられるかと思います。学校に通う子どもは夏休み中で、働いている親も比較的長期の休みが取りやすいこともあって、夏ならではの家族イベントが多い時期かと思います。しかしイベントは意外とお金がかかるもの、特に帰省や旅行は交通費や外食費など思った以上にお金がかかります。
さて、そのような季節特有のイベントにかかる費用など、特別な支出がどれぐらいかかっているのか調べたことはありますか?
普段家計簿をつけて月々の生活費は分かっているご家庭でも、特別な支出は意外と把握できていないものです。しかも、特別な支出は金額が大きい場合が多く、事前の準備をしていなければ、せっかくの貯蓄を思わぬ形で取り崩す原因になってしまいます。毎月の支出だけでなく、特別な支出を把握しておくことも大事ですね。
特別な支出には次のようなものがあります。ご家庭によって異なるので、この機会に1年を振り返って書き出してみて下さい。
年に1回か2回にまとめて支払うもの・・・年払いの保険料、年払いのNHK受信料、税金、町内会費など。
特定の月に発生するイベントや交際費・・・帰省の交通費、家族旅行、レジャー費、誕生日祝い、お歳暮・お中元など。
子育てに関するイベント・・・子どものクラブの合宿代、塾の夏期講習費など。
特に年末年始・お盆・GWはイベントの多い時期です。月末になってお金のやりくりに苦労しないように事前の準備を心掛けたいものですね。それではまた。
実践のポイント
(1) 1年間を振り返って特別な支出の項目と金額を書き出す。
(2) 1年間の合計を確認して、無駄がないかチェックする。
(3) 特別な支出に必要なお金の準備方法を考える。
2016年8月号