公開日 2016/09/10
今月のおすすめ絵本・9月~その2
9月になって幼稚園や小学校も新学期が始まりましたね!
でもまだまだ残暑厳しいですね~。夏バテしてませんか~??
夏バテ解消に、おふろにゆっくりとはいってみませんか。
ちいさいお子さんから一緒に楽しめる本を選んでみました。
「おふろだいすき」 松岡享子 文 林明子 絵 福音館書店 ★3歳くらい~ |
主人公の男の子まこちゃんは5歳くらいでしょうか。もう、ひとりでお風呂に入れますからね。
ああ、でもお風呂のお供はいるんです、あひるのプッカ。
「ゆかげんはどうですか、プッカさん」
「あつくもなし、ぬるくもなし、ちょうどいいかげん」
とっぷりと自分の世界に入っていくまこちゃん。
いろんな動物が次々とでてきて、お風呂場が最後には海みたいになっちゃいます。だってクジラも登場するのですから!
でてくる動物たちの個性も際立っていて、何かと競うペンギン、勿体ぶってるオットセイ、結構神経質なカバ!
我が家の子どもが好きだったシーンは、双子のペンギンがせっけんおっかけっこをする部分やオットセイがシャボン玉をふくところだったかな。
最後はクジラもみんなで湯船につかります。でもまこちゃんのお母さんが現れたら、みんなもぐって消えちゃうんです。
子どもの空想の世界をそのまんま表したようなかんじでなんとも温かい気持ちになる絵本です。
わりと長いおはなしなのですが、ちゃんと子どもはついて来てくれると思います。
林明子さんの、ほんわかした子どもらしい子どもの絵が素敵です。
2016年9月号