公開日 2016/10/01
「アンサンブルズ東京」へ行ってきました
東京駅で行われた「アンサンブルズ東京」へ行ってきました。 |
振り返れば東京駅を真正面に見据えることができるこの場所に大風呂敷が敷かれるというのはなんとも不思議な光景でした。そして布が1枚敷かれているというだけで、なごみのスペースになっているような感じ。土足OKではあっても、ちょっと靴を脱いでピクニックのようにお弁当を広げている人たち、寝転んでいる人、裸足になって駆けまわっている子どもたち、それぞれ思い思いの恰好でくつろいでいるように見えました。 |
イベント当日は9月4日でしたが、それ以前にワークショップが開催されていて、ワークショップ参加者は当日のステージに立ってアーティストと一緒に演奏を披露します。今回は親子ワークショップもあり、親子でステージに立つほほえましい姿も見られました。 他に、小説家のいしいしんじさんとクラムボンの原田郁子さんのステージでは、事前の親子ワークショップで「東京駅」を主題とした曲を作り、ステージで発表するというもの。参加者それぞれの起点となる駅名、東京駅に向かう思いなどがつながって歌詞になっていました。ステージで言葉を紡いでいる人たちの背景や思いを垣間見ているような感じで、私自身もステージ上の人たちに思いを重ね合わせて自分を見ているような気になりました。 |
一般の参加者だけではもちろんステージは完成しないし、単にプロのアーティストの演奏を観客が観る、というものとも違う。ステージに出る人たちと観に来ている人たちの間に垣根がないようなイベントでした。 |
参考:http://www.ensembles.tokyo/
2016年10月号
reported by ミドリコ