公開日 2016/10/20
今月のおすすめ絵本・10月~その3
秋も深まってくると、どんぐりが街なかでも落ちているときがあります。上を見上げると、こんなところにもどんぐりの木があったんだ!と気づかされることもしばしば。井の頭公園あたりまで足を延ばせば、落ちているどんぐりがそれこそ山のように見つかり、子どもと一緒に一生懸命拾いっこしたことを思い出します。けっこうどんぐりマニアのお子さんも多いのでは!?
「どんぐりもりのおきゃくさん」 香山良子 文 ひさかたチャイルド ★2歳くらい~ |
とても綺麗な写真の本です。詩人の香山良子のことばは易しいですし、写真だけでも充分楽しめるので、小さなお子さんでも大丈夫。
自然界の営みの一端を知ることが出来ます。森の中には、どんぐりを待っている動物たちがたくさんいます。
とても可愛らしいりすやねずみ、小鳥やクマもどんぐりが好きなんですね。落ち葉にかくれんぼうしているどんぐりを探します。
まるで自分が森の中に入り込んだ気分になれますよ。
動物たちに運よく?食べられなかったどんぐりたちのその後もちゃんと載っていますので、小学校低学年の読みきかせでも使えます。
科学本のジャンルになるので、図書館では絵本コーナーではなく、自然科学の棚で探してくださいね。
2016年10月号