ママとパパのリレーエッセイ-第166回-

公開日 2016/12/01

コラムママとパパのリレーエッセイ 第166回 -kazuboさん-

はじめまして。リレーエッセイに参加させていただくことになりました、3人の男の子の子育て真っ最中のkazuboと申します。
育ち盛りの小学生と幼稚園児、3人の男の子がいると、それはもう家の中はジャングルのようで終始誰かが騒いでおり、静寂とは無縁の世界です。
とはいえ、どうしても一人でゆっくりしたり、考え事をしたり、仕事をしたりする時間が必要な私は、試行錯誤の末、朝の時間を活用することにしました。
三男を寝かしつける時に、一緒に寝てしまうことが多いのですが、以前はその後夜中に目が覚めたら起きて、自分の時間を作ったりしていました。しかし、この方法では、どうも次の日のパフォーマンスがいまひとつ。
これでは体がもたないな、と思い、少し考え方を変えて、寝かしつけと一緒に寝てしまうことにしました。
そして、その分、朝は早めに起きる。
そうすると、みんなが起きてくるまで自分の時間が持てる上に、頭がスッキリしているので、何をするにしても効率がよいのです。起きる時間も、5時、4時、4時半と色々試してみたところ、5時では時間が足りない、4時では早すぎて夜まで体力がもたない、4時半が私には一番ピッタリでした。
たまった家事や仕事をする為の時間ももちろん必要ですが、ゆっくりおいしいコーヒーを飲む時間、好きな雑誌を眺める時間、ぼ~っとする時間といった、ほんの少しでも自分の好きなことができる時間が持てるだけで、1日の流れが全然違ってくるのだから不思議です。

母親は日々色々な役割を担っています。それゆえに煩雑になりがちで、自分の事も後回し、何だかいつも何かに追われているような気がして、家族に対しても優しい気持ちになれない、ということもあると思います。だからこそ、母親がご機嫌で暮らせるような、気持ちの上で“ほんの少しのゆとり”が生まれるような、毎日の仕組みを作る工夫が必要なのかな、と思っています。

今まではこうしていたから、これはこうだから、という思い込みを外してみることで、ラクになることがたくさんあるのかもしれないな。
子育て11年目に入り、ようやく「〇〇すべき」「○○せねば」を少しずつ外して、肩の力が抜け、子育ての楽しさもまた新たに感じているところです。
 

2016年12月号