公開日 2016/12/01
今月のおすすめ絵本・12月～その1
毎日寒くなってきましたね。大人的にはそろそろ年末進行で忙しくなる時ではありますが、子どもたちにとっては嬉しく楽しい季節でもあります。
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「クリスマスのふしぎなはこ」 長谷川摂子 文 福音館書店 ★3歳くらい～ |
クリスマスイブの朝、小さな男の子が家の縁側の下にひとつの箱を見つけます。
引っ張り出してふたを開け、中を見てびっくり、サンタさんがベッドでスヤスヤ！
慌てて蓋をして、自分のベッドの下に隠します。自分が心待ちにしているサンタさん。僕のうちにも来るのかな、このままお寝坊しちゃわないかな…そおっとふたを開けてみたら、大丈夫。サンタさんはソリに荷物を積むところだ。
「ねぇおとうさん、サンタさんもうすぐぼくのうちにくるかなぁ」「そうさなぁ、そろそろまちにつくころかな」
おかあさんに、「サンタは寝た子のところから配るのよ」と言われ、おかあさんがむこうへ行ってからそおっと箱のふたを開けてみると、あっ、ぼくのまちだ！
急いで布団にもぐりこんで、ぎゅっと目をつむった…
読んでいる大人も一緒にワクワクしちゃいますよ。
昭和テイストの絵がなんともいいノスタルジーさを醸し出しています。
小さいお子さんだけでなく、小学生低学年にもばっちりです。
サンタさんってどこから来るの？なんて疑問を持ち出したころに読んであげてもいいかもしれませんね。
2016年12月号