公開日 2017/02/20
子育て費用は3つに分けて考えよう!
こんにちは、ファイナンシャル・プランナーの伊達です。
子育てコンビニで暮らしのお金に関するこのコラムでは、皆さんの暮らしに役立つ内容をお伝えしていきます。
先月から「子どもの教育費」に関する内容をお伝えしていますが、今月は少し範囲を広げて「子育て費用」の考え方をお伝えします。
子育てにかかる費用はいくらですか?といっても答えがあるわけではありません。
各家庭によって考え方の違いがあったりと、意外と差が大きいものです。
子育て費用はいろいろな分野にわたるので3つに分けて考えるとよいでしょう。
1. 学校教育費 授業料、入学金、教科書・学用品代、遠足代、制服代など、学校で使う費用
2. 学校外費用 習い事、学習塾など、学校以外で使う教育費用
3. 生活費 食費、衣服費、小遣い、医療理容費、通信費、レジャー費など
1. 学校教育費
学校でかかる費用です。統計データも比較的揃っているので金額も事前に分かるケースが多いです。
公立であれば小学校~高校まで毎年30万円程度です。
2. 学校外費用
習い事や学習塾にかかる費用です。各家庭の考え方が金額に大きく出てきます。
大学受験の場合は高校の間に、私立高校受験の場合は中学の間に金額が大きくなる場合が多いです。
金額は年5万前後が多いですが、年50万を超えるご家庭もあります。
3. 生活費
子どもが小さい頃はおむつ代や衣服費が、大きくなると食費や小遣いの比率が大きくなります。
旅行などの交通費も年齢とともに無料から半額、大人同様と費用が増えていきますので、帰省などの費用が意外とかかるなあと思われるケースが多いようです。
基本的な考え方は「金額が大きなもの以外は毎月の収入でまかなう」ことです。
大きな出費としては、大学の学費、私立中学・高校の学費ですね。
習い事や学習塾の費用を入れると毎月の収支がマイナスになってしまう場合、お金のかけ方に黄信号が点っていると考えた方がよいでしょう。
生活費について子どもの分を分けて調べることは難しいですが、月5万円程度は掛かるといわれています。
この機会にご家庭で確認してみて下さい。
レジャー費もそれなりにかかるので、その辺りも考えておくと長い目で見ると安心ですね。
ぜひ参考にして下さい。それではまた。
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会社員時代にファイナンシャルプランナー(FP)の職業に出会う。
充実した人生を生きるには個人個人がお金に関する知識を持つことが重要と思い資格を取得。その後事務所を開業。
親身なアドバイスと分かりやすい説明を心掛けて、三鷹市を中心に活動中。
CFP(日本FP協会認定)、1級FP技能士、住宅ローンアドバイザー。日本FP協会「くらしとお金のFP相談室」2017年相談員
ホームページ http://mitaka-fp.jp/
2017年2月号