第19回 列車でワシントンDCの旅

公開日 2017/03/01

ロゴ子連れ渡米日記  列車でワシントンDCの旅

 

こんにちは、キタザワです。
我が家は朝、NHKニュースのポッドキャストを聴いていますが、毎朝トップニュースにはトランプ大統領の名前が上がりますね。

私が住むノースカロライナ州の州都周辺は世界中から移住している人も多く、今後どのような政策が打ち出されるか心中穏やかでない人々も多いと思います。

一方、子どもたちの学校でも大統領選挙や新しい大統領の誕生は度々話題に登っている様子で、幼いころから国のあり方について学ぶだけではなく自分の意見も持てる文化の良さも感じています。
縁あって住んでいるアメリカ、困惑する点も良い点にも学ぶところは多いです…。

さて、そんな新大統領のいるワシントンD.Cに、冬休みに家族で行ってきました。
飛行機なら1時間ちょっとで着くのですが、今回は列車の旅に挑戦することに。

乗るのはアムトラックというアメリカ全土を横断している列車。
日本の特急列車に似ています。

朝一番にアムトラックの最寄り駅へ。
通勤や通学にアムトラックを利用するという人はおそらくあまりいないので駅はわりと閑散としています。

フロリダからはるばるやってくる列車はなんと1時間半遅れて到着。
どうなることかと車内はWi-Fiや電源も完備され、なかなか快適です。

6時間かけてワシントンDCに到着すると、豪華な駅舎にまず驚きました。
真っ白な国会議事堂もそびえ立ち、日本で言えば丸の内、霞が関を合わせたような光景。
「アメリカのパリ」にしたいというねらいで造られた街だけあり、とても美しい街並みです。

さらに驚いたのは、スミソニアンと呼ばれる9つの博物館・美術館です。
広大な敷地に立ち並ぶ美術館や博物館は、とても充実した展示内容にもかかわらず入場料が全て無料!
少し足を伸ばせばスミソニアン動物園もあるそうです。

我が家は人気の国立自然史博物館と国立航空宇宙博物館に行ってみましたが、子どもたちもとても気に入った様子。
何度でも繰り返し訪れたいほど素晴らしかったです。

また、「スパイ博物館」にも行ってみましたがあまり大したことないのかな?という予想に反し、アメリカならではのスケールの大きいスパイ達の様子や盗聴装置などの道具類等も展示されていて家族で楽しめました。

ノースカロライナではどこでも車を運転する私達も、大都会ワシントンDCではレンタカーに乗るのも不安だったので移動には「Uber」が大活躍。Uberとは、アプリを使ってタクシーのように登録したドライバーの車に乗って移動できるシステムです。

日本でも広がっているようですが、ワシントンDCでは登録ドライバーも多く、気軽に車移動ができるのでとても助かりました。

実際に訪れてみて思ったのは「アメリカが本気だすとスゴイ!」ということ(笑)
普段、建造物や道路の舗装など街のいろいろなところで「ちょっと適当だな…」と感じることが多いので、ワシントンDCの街並みの計算されつくした美しさはとっても新鮮でした。

3泊4日のうち大半が移動時間の旅だったので、まだまだ訪れたいところがたくさん。


あのホワイトハウスも事前に登録して見学をすることも出来るそうです。
桜も有名なので4月の「桜まつり」の時期にも行ってみたいなあ?。

写真6 写真5 写真4
 アムトラックに乗って6時間の旅 日本の新幹線みたいです。

ワシントンDC到着!セントラル駅にて。

写真3 写真2 写真1

迫力満点の
スミソニアン国立航空宇宙博物館

国会議事堂をバックに

新大統領も就任翌日に訪れた
ワシントン国立大聖堂

2017年3月号