公開日 2017/07/01
ママとパパのリレーエッセイ 第173回 -亀井倫子さん-
はじめまして。この度ご縁がありまして、リレーエッセイに参加させていただきました、亀井と申します。
普段は歯科医師として高齢者や障害者の方など通院困難な方向けの在宅歯科診療に従事しております。
住まいは三鷹ではないのですが、三鷹にある歯科医院で在宅歯科診療に従事していたことがあり、そのときに「三鷹の嚥下と栄養を考える会」を立ち上げ、現在も継続的に地域に向けて勉強会やイベントなどを企画しています。
我が家には小学生の息子と保育園児の娘がおりますが、仕事と家庭と地域活動のバランスを保ちつつ、日々楽しく過ごさせていただいています。
出身は地方なので、近くに子育てを手伝ってくれる親族もいないですが、主人と協力しながら子育てを楽しんでいます。
仕事や地域活動の関係で土日なども家を空けることも多いですが、可能な範囲で勉強会や打ち合わせなどに息子や娘を連れて行っています。
主人の負担を減らす意味もありますが、子どもたちにいろんな大人と接してもらいたい、いろんな立場の人がいることやいろんな価値観があることを知ってもらいたい、という思いもあり、連れて行っている面もあります。
仕事柄、高齢の方に接することが多いですが、今の地域活動を通して基本的には「どの世代にとっても住みやすい街づくりに貢献したい」「子どもたちが成長したときに負担ができるだけ少なくできるように、これからの日本の医療の在り方を考えたい」ということを念頭に置きながら活動しています。
医療者として、地域活動を主宰する者として、母親として、子どもたちに残せるものは何か、ということを模索しながら、これからも仕事・活動・生活をしていきたいと思っています。
2017年7月号