第15回 男の子のデリケートゾーンケアについて

公開日 2017/09/01

ロゴ子どもすくすく元気コラム男の子のデリケートゾーンケアについて

 

みなみうら生協診療所の金子 惇(まこと)です。連雀通りの南浦の交差点近くにある「みなみうら生協診療所」というところで働いている医師で、高齢者の外来、訪問診療や小児の診療、予防接種を中心に活動させてもらっています。
自分は3年前に東京に来ましたが、それ以前は人口1300人の沖縄の離島・伊平屋島診療所で島内唯一の医師として3年間働いていました。 0歳の子どもさんから100歳を超える高齢者の方まで来る診療所で、「ハブに咬まれた」などの外傷から「学校に行こうとすると体調が悪くなる」といったこころの問題まで幅広く取り組ませてもらっていました。
三鷹の皆さんにも分かりやすい言葉で健康についてお伝えし、一緒に考えていけたらと思っています。8歳と6歳の子どもがいるパパです!


男の子のデリケートゾーンケアについて

残暑厳しい中、みなさんいかがお過ごしでしょうか?
突然ですがこのシリーズのお題は自分が重要と思ったものや経験があるものを中心に、編集の方からもお題を頂いたりしながら決めています。
今回の「男の子のデリケートゾーンケア」というのは編集の方から貰ったアイデアから選んだもので、改めて勉強したのですがこんなにメジャーなものだとは知りませんでした。。
少しネットで調べただけで、「男の子のデリケートゾーンケアクラス(あるいは講習会/教室)」「おちんちんケア教室」などたくさん行われており、多くのお母さんが参加していることが分かりびっくりしました!不勉強で、自分の子どもにも特に何もしなかったなと思っております。。

色々なネットの情報がある中で、どれを信じたら・・と迷うこともあるかと思います。今回はアメリカの有名な病院Mayo clinicというところの医師が患者さんからの質問に答える
「Expert Answers」(専門家がお答えします!という感じでしょうか)というコーナーを参考に男の子のおちんちんのケアについてまとめてみました。
(http://www.mayoclinic.org/healthy-lifestyle/infant-and-toddler-health/expert-answers/uncircumcised-penis/faq-20058327)
・特別な道具はいらないので、入浴の時にお湯と石鹸できれいに洗う
・無理矢理引っ張らず、優しく扱う
・もしおしっこをする時に機嫌が悪そうなら医師に相談!特に、おしっこをすると包皮がふくらむ、包皮が赤くなったり腫れたりしている時は注意(亀頭包皮炎という包皮にバイ菌が感染する病気があります)

と、ここまでが小さい子のケアです。「男の子のデリケートゾーンケアクラス」などのホームページを見ると他に「うんちでなく、おしっこでオムツを替える時もお尻やおちんちんの周りを拭こう」とあり、それもスキンケアとしては理にかなっていると思います。

更に、大きくなって包皮がめくれるようになってきたら、次の事をお風呂などで子どもが自分で出来るように教えるそうです。(毎日やるのがお勧めとのこと)
・やさしく包皮をめくる
・お湯と石鹸で包皮の裏を洗う
・包皮のうらをすすいで乾かす
・包皮を元に戻す

いかがでしょうか?後半については色々な意見の方がいるかも知れませんが、清潔にしておくことは必要かなと思います。

※三鷹市内で開催しているコンビニカフェ等でも、「ベビースキンケア講座男の子デリケートゾーン編」を開催していますよ。イベント情報をご確認くださいね♪(編集部追記)

 

 

診療所ホームページ  http://minamiura-coop-clinic.jp/


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~島の夕陽~
暑いとスキンケアが気になりますよね。島は夜も暑いですが、日が落ちるとたくさんの動物が動き出します。


2017年9月号