公開日 2017/11/01
成長痛について
みなみうら生協診療所の金子 惇(まこと)です。連雀通りの南浦の交差点近くにある「みなみうら生協診療所」というところで働いている医師で、高齢者の外来、訪問診療や小児の診療、予防接種を中心に活動させてもらっています。
自分は3年前に東京に来ましたが、それ以前は人口1300人の沖縄の離島・伊平屋島診療所で島内唯一の医師として3年間働いていました。 0歳の子どもさんから100歳を超える高齢者の方まで来る診療所で、「ハブに咬まれた」などの外傷から「学校に行こうとすると体調が悪くなる」といったこころの問題まで幅広く取り組ませてもらっていました。
三鷹の皆さんにも分かりやすい言葉で健康についてお伝えし、一緒に考えていけたらと思っています。8歳と6歳の子どもがいるパパです!
◆成長痛について◆
運動会シーズンもそろそろ終わりですが、今回は「成長痛」を取り上げてみます。
自分も子どものころは足が痛くなりましたし、うちの子どももたまに足を痛がります。中には「痛くて眠れない」という子もいるみたいで、「だいじょうぶ、だいじょうぶ」と様子を見ていていいか悩む人もいるのではないでしょうか?
成長痛って何?
「成長痛」という名前がついていますが、実は「成長とは関係ない」という見方が一般的です。非常によくある症状ですが、原因はまだ分かっていません。(「成長と関係ない」ということを初めて知った時は衝撃的でした・・)
よく動く子どもに多いことから、日中の活動が筋肉や骨に負担をかけているのでは?という説がありますが、それだけで説明がつくのかどうかはまだまだ研究段階です。
成長痛ってどんな痛み?
子どもに起きる痛みで
・夕方や夜に起きる
・足に起きることが多い(太もも、ふくらはぎ、すね、足首など)
・片足だけでなく両足に起きることが多い
・関節が痛くなることは少ない
成長痛ってどんな子に多い?
・3歳から12歳の子
・よく動く子
・体が柔らかい子
・偏平足の子
など。(理由は不明)
子どもが成長痛を訴えたらどうすればいい?
・マッサージ
・安心するような声かけ(マッサージと組み合わせるといいかも)
・痛みが強ければ痛み止めの飲み薬を服用
どんな時に病院に行った方がいい?
・足を引きずる
・熱が出る
・痛みと一緒にブツブツが出る
・痛みが日中も続く
・関節が腫れたり熱くなったりする
・痛みが片足のみに起きる
・痛みが強くて飲み薬などでもよくならない
・体重が減る、食欲がなくなるなど全身の症状が出る
これらの症状がある時は普通の成長痛でない可能性があるので小児科などに相談しましょう。
上記に当てはまらなくても、心配で相談したいという場合も小児科に行かれるのがよいかと思います。
診療所ホームページ http://minamiura-coop-clinic.jp/
~島の秋の海~
秋は台風シーズンでもありますね。沖縄は大きな台風がたくさん通り、島だと何日も停電したり船が出なくなったりもしばしばです。生活物資を運ぶ船が出ないと、スーパーに行っても食べ物が無くなってしまいます。今年は東京にも大きい台風が来ていますので、皆様くれぐれも気をつけて下さい。
★編集部より
コラム読者の皆様から、金子先生にお聞きになりたいことを募集します。編集部までお寄せください。
Eメール: kosodatenet@mitaka.ne.jp
2017年11月号