公開日 2018/05/01
今回は赤ちゃんのお肌のお手入れについてお話します。
赤ちゃんのお肌は、とてもデリケート。
新生児の頃は、皮脂の分泌が多くベタベタしていたのに、急に乾燥してきたり…首やわきの下などちょっと擦れただけで赤くなったり…お母さんがいくら気を付けても指しゃぶりやよだれで頬はびちょびちょ。うんちがゆるくなるとお尻もすぐ赤くなる…暑くなるとすぐ汗でびっしょり…そしてあせも。 悩みは尽きないですよね。
先日皮膚科のDrの勉強会に参加した時にこんなことを言っていました。
「皮膚が弱い小児期は皮膚トラブルを起こしやすいので、皮膚の健康を維持し皮膚の病気になりにくくする毎日のケアが必要です。」と
そして、
湿疹治療の三本柱は、スキンケア―・保湿・ステロイド だそうです。
スキンケア― |
清潔・洗浄!!毎日入浴。石鹸を使ってきれいに洗う。この時石鹸を泡立て、たっぷりの泡を顔や体に乗せてしっかり汚れを落とす。
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保湿 |
入浴後しっかり水分を拭き取り、保湿。保湿剤は市販のものでOK。乳液タイプが使いやすい。
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ステロイド |
スキンケア―・保湿をしても良くならない時は、皮膚科・小児科に受診。処方された軟膏をしっかり使って治す。ステロイドは怖がらず、医師の指示通りに使えば早く良くなります。薬の効果できれいになったら、その状態をキープするようにお手入れを!!
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トラブルを起こしやすいのは、皮膚を保護し水分を逃さないバリア機能が未熟であるという赤ちゃんの皮膚の特徴からくるものです。何をやっても湿疹ができる、超~皮膚の弱い子もいます。あまり神経質にならず皮膚に悪い事を減らし、良い事を増やすそんな気持ちで毎日のお肌のお手入れをしてみてくださいね。
2018年5月号
このコーナーは、三鷹市助産師会さんにご協力いただき、会員の助産師さんに交代で書いて頂いています。
社)日本助産師会東京都支部三鷹市助産師会は、昭和16年から、三鷹市の母子保健にかかわってきた団体です。 毎月2回、元気創造プラザ3階福祉センターで行われている”助産師と一緒に赤ちゃんと遊びましょうの会”は、毎回60組ほどの親子でにぎわっています。