今月のおすすめ絵本・6月～その1

面白くって役に立つ絵本

「はみがきれっしゃ　しゅっぱつしんこう！」 作：くぼまちこ　　 アリス館　　 ★１歳～

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そうそう、こんな絵本があったら嬉しいというかんじの絵本です。
小さな子どもに毎日毎日歯みがきをしたりさせたりするのは、なかなか手間なことです。
子どものご機嫌によって、すぐにお口を開けてくれたり、頑なに嫌がったり。
でも、こんな絵本を読んでみたら、一発でお口を開けてくれそうです。



ぼくは　はぶらし　はみがきれっしゃ
いっしょに　みがこう
しゅっしゅっしゅっ

たっくんのおくちにしゅっぱつしんこー！
しゅっ　しゅっ　ぽー！


まえのは　えきに　とうちゃーく
にんじんしゅっ　わかめもしゅっ　


子どもの歯ってけっこうスキマだらけで、食べ物のカスが詰まりやすいもの。
そんな部分も細かく書かれていてリアルですが、全然嫌じゃない。
かえって子どもが歯や口の中に興味を持つと思います。

歯磨きしゅっしゅっ　という音は、列車の走る音しゅっしゅっ　と同じだったんですね。

表紙見返しには、「はみがきれっしゃからのおねがい」とあり、歯磨きの注意事項や、「おくのはえき」「したのはえき」とか駅の名前付き歯の絵もありますので、今日はおくのはをいっぱい探険します～とか楽しめそうです♪

この絵本を子どもに読んで気に入ってもらえたら、もうママは「歯磨きちゃんとしないと、虫歯になってとっても痛くなるよ！」と脅さなくて済みそうです(笑)
個人的にはしつけ絵本ってあまり好きではないのですが、この本はしつけ絵本というより、子ども自身がたのしくできるようになる絵本なので、まったく別モノかと思います。
大人も楽しいですよ！

2018年6月号