公開日 2018/10/01
今月のおすすめ絵本・10月~その1
0歳児には鉄板?
「じゃあじゃあ びりびり」 作:まついのりこ 偕成社 ★0歳~ |
どのご家庭にもあるのではないかと思うこの絵本。
お馴染みですよね。
我が子も三鷹市からブックスタートでいただいたのを思い出します。
先日、この絵本を8ケ月の赤ちゃんに読む機会があり、改めてこの本のパワーを感じました。
じどうしゃ ぶーぶーぶーぶー
いぬ わんわんわんわん
みず じゃあじゃあじゃあ
かみ びりびりびりびりびりびり・・・
こんなかんじで身の回りのものの立てる音などを、擬音で重ねます。
ただこれだけなのに、赤ちゃんてば、すっごい集中力で絵本を見つめます。
じゃあじゃあじゃあ、と言えば、キャッキャッ笑うし、びりびりびり、と言えば、おぉーとのけぞる。
読み終えると、手を伸ばしてもう一回というようなしぐさをする。
そして、何回読んでも、同じように反応がすごいのです。
なんなんでしょうね。
確かに赤ちゃん向けと紹介されていますが、この8ヶ月の子には、ジャストタイミングだったのでしょうね。
ためしに、同作家の同シリーズのやはり赤ちゃん向けと書いてある「ばいばい」を読んでみたところ、そうでもなかった。面白いですね~。
小さいお子さんの発達はおだやかで、絵本に書いてある〇歳児向け、というのがぴったりくるわけではありません。
〇歳になったから、今までのは卒業、これからはこっちの絵本、というものでもないのです。
ましてや、子ども自身の成長の個体差や好みというものもあります。
いろんな本を読んであげて、子どもの反応をみながら、ちょっと時期が早かったかなーとか楽しんでるなー、と親自身も絵本をセレクトすることを楽しみましょうね。
2018年10月号