ママとパパのリレーエッセイ-第191回-三鷹市助産師会・竹内さん

公開日 2019/01/01

コラムママとパパのリレーエッセイ 第191回 -三鷹市助産師会・竹内さん

 

はじめまして!!

三鷹市助産師会の竹内と申します。子育てコンビニさんとは10年まえに“bloom~生まれたのは私”の映画製作の頃からのお付き合いで、今回もご縁がありリレーエッセイを書いています。

三鷹市助産師会の歴史は古く、昭和16年から地域で子育て支援活動をしてきました。
現在会員数14名です。昨年度は新生児訪問1187名、助産師と一緒に赤ちゃんと遊びましょうの会では、1813名とたくさんの赤ちゃんとママ達に出会ってきました。

遊びましょうの会は2000年から始まり、ママ達がホッと一息出来ればと毎月1-2回開催しています。
寝ない、飲まない、ハイハイしないなどの子育ての悩みから、ママの体調、母乳のトラブルや実母、義母との関係、夫婦関係等、遊びましょうの会での話題は尽きません。
この場で解決するわけではありませんが、参加者は助産師や他のママたちと話をしながらゆっくり過ごしていかれます。
そしてこの会で出会い、長く付き合っている方がたくさんいます。子育ての大変な時を共有した仲間との繋がりは凄いと感じています。
お子さんが1歳を過ぎると、ママたちは遊び場を求めて卒業していかれます。
この会は、赤ちゃんとママ達を地域へとつなぐ中継地点になっていると思います。
私はこれまでの経験から、地域のつながりの重要性を実感しています。
そして時々道で会うママに「あの一言で救われた」「相談できてよかった」と言われ、「少しでも地域で役立っているのかなあ」と思いながらこの会を続けています。

最近のネット世代のママたちは、ラインでしか話ができずコミュニケーション能力が落ちているように感じますが、それでも三鷹のママたちは上手に子育てしていると思います。
子育ては、正解もなく成果もでず大変な日々の中に“喜び”をみつけ、満足を感じるものです。赤ちゃんの笑顔はかけがえがないもので、こちらも笑顔にさせてもらっています。

私は、三鷹に引越して来て21年目になりました。すでに成人していますが私の二人の子どもたちも、地域の仲間、助産師会のメンバーに助けられて育ちました。
理想と現実にギャップを感じ、思うようにいかないのが、子育て、夫育て。
思ったことを語れる人をつくる、それが子育てにストレスを貯めない秘訣かな?
こんなこと言ったらどう思われるのかとか考えずに、プライドを捨てて本音で話すことが大切だと自分の経験から思います。
私たち助産師も、自分の子育てにゆるいところがあると思いつつ、一生懸命子どもと向き合ってきました。だからママたちの話が、何でも聴けるのだと思います。

是非とも助産師会の遊びましょうの会に来てください。
これからも三鷹の子どもたちの安全確保にむけて、三鷹市助産師会は頑張っていきますので、遊びましょうの会を卒業した親子の皆さまも応援してください。

2019年1月号