公開日 2019/02/01
第3回「第4回 いよいよ「カ笑ル食堂」オープン!」
ジブリ美術館近くの「カ笑ル食堂」のオーナーシェフをしている高橋明美です。
今回は、「カ笑ル食堂オープン」のお話をさせて頂きます。
1年間、たべもの村で勉強をさせて頂き、いよいよお店をオープンしようと思った時、長女は27歳、次女は24歳になっていました。
それぞれが、自分のやりたかった仕事に就いていました。
もちろん家族も私の夢を応援してくれていました。
その頃三鷹のジブリ美術館の近くの今の物件を見つけました。
病気がある人でも、健康な人でも、地域の方でも、誰でもがバリアフリーで安心して出向けるお店にしたい事、酵素玄米と一汁三菜で身体にも心にも優しいお料理を作って提供する事などを大家さんに伝えて快諾してもらいました。
これでまずは、お店の場所が決まりました。
狭い空間の中、工夫をしての内装、外装を考えてくれたのは大切な仲間達でした。
私が仕事の動線を作って、効率よく動けるようにと1cm単位で配置を考えてくれました。
カウンターの元になる50歳の檜を見つけてきてくれて個性的にカットし、カウンターにしてもらえたのも嬉しかったなぁ。
皆の温かい気持ちが小さなお店に凝縮されました。
完成したお店は、カウンターのみで6席になりました。
今となって思えば、これは、私が一人ひとりのお客さんを大事に大切に迎えられる良い席数だったと思います。
そんな、大切な仲間の力をいっぱいもらってお店をオープンしたのは、平成28年の2月でした。
さて、「カ笑ル食堂」の名前の由来をお話したいと思います。
この名前を聞いて不思議な名前だと思った方も多いのでは?
それは、居心地の良い、心が落ち着ける場所で、身体にも心にも優しい美味しいお食事と会話があれば、自然に笑顔で帰る事が出来る。
そう!帰る時は、笑顔で帰ってもらいたくて「カ笑ル食堂」にしたのです。
「カ笑ル食堂」を立ち上げるにあたり、私がお友達に夢をいっぱい語っていると、沢山の友達が賛同してくれていました。
何年も前から、「お店が始まったら、私達手伝うからね!」と言ってくれていました。
私が今までに関わってきた仕事の仲間、ボランティアで一緒だった友達、ママ友など6名が開店から今に至るまで沢山の力を貸してくれています。
気の合う友達と、出会いや楽しい時間を一緒に持てるという事の嬉しさを今、又改めて感じます。
お店を作ってくれた仲間、立ち上げるまでのプロセスに関わってくれた仲間、オープンから今に至るまで私と一緒に毎日仕事をしてくれる友達、
皆、私の生涯の宝物です。
そんな素敵な仲間と毎日2人体制でお客さんを笑顔でお迎え出来るのです。
お客さんから、「『カ笑ル食堂』に居ると何だか家に居るみたいで温かい雰囲気だね」と言われるのは、お友達と一緒に笑って自然体でのびのび?接待させて頂いているからなのでしょうか。
そして店内は、沢山のお客さんから頂いたカエルグッズが所狭しと並んでいます。
そんなカ笑ル食堂なのです。
次回は「カ笑ル食堂」のエピソード編となります。
乞うご期待のほど。
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2019年2月号