公開日 2019/04/01
今月のおすすめ絵本・4月~その1
何度も変わり続ける…。
「ぞうのボタン」 2歳~ 作:うえののりこ 原案:なかえよしを 冨山房 |
作者のうえののりこさん・なかえよしをさんはご夫婦で、「ねずみくんのチョッキ」で有名なねずみくんシリーズを作ったお二人です。
この「ぞうのボタン」はねずみくんの原点の絵本で、お二人の作品の中で一番最初にねずみくんが登場した絵本なのです。
先日、うえののりこさんが78歳でお亡くなりになりました。
絵本をひらくと、とぼけた顔のぞうが一頭。
ぞうのおなかには、ボタンが四つ並んでいます。
そのボタンが開いて、おなかからうまが、ぬぅ~。
うまのおなかには、またボタンが四つ。
おなかから今度は…!
次々ぬぅ~と出てくる動物がどんどん小さくなって、いよいよねずみが登場します。
ねずみのおなかにもボタンがあり、そこが開いてぬぅ~と出てきたのは…!
この絵本には字がありません。
絵だけでおはなしが進みますので、自分で好きにおはなしを作ることができるエンドレスな絵本。
どのように想像するかは自分次第ですので、おうちでしたらお子さんと掛け合いなども楽しめるかも。
でも、どんな年齢の人でも楽しめますよ。
2019年4月号