今月のおすすめ絵本・5月～その1

ちいさなお子さんと読みながら遊べる絵本です。
電車好きにはもってこい！

「ちいさなきしゃ」 １歳～ 文・絵：五味太郎 岩崎書店

1982年初版と少し古い絵本なのですが、小さい子向けのおはなし会でも未だに人気です。

ちいさなきしゃがモクモクと煙をはきながら、走りだしました。
寝ている子どもの身体の上を、しゅっしゅっぽっぽっ。
腕からおなか、おへその周り、そして足へ向かいしゅっしゅっぽっぽっ。
足の指は鉄橋、パジャマはトンネル…しゅっしゅっぽっぽっ。
お顔はそーっとしゅっしゅっぽっぽっ。
髪の毛の森を抜けたら、ピーっと汽笛を鳴らして、あさですよー起きなさーい！

なかなかありそうでなかったおはなしで、初版から何十年とたっても全然古さを感じさせません。
絵本を読みながら、小さなおもちゃの汽車を持って実際に子どもの身体の上を走らせると、キャッキャッ喜びますし、
お昼寝から起こしたい時などにも、指で身体をぽっぽっーとたどってあげると、スムーズに起きてくれたりして。
絵本の中から子どもとの生活が広がりますよ。

あ、寝る前にはあまりおススメできません。もっとやって！と興奮しちゃうので。

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2019年5月号