今月のおすすめ絵本・10月～その1

ふしぎふしぎ～

「あなあな はてな」 2歳～ 文・絵：はらぺこめがね アリス館

「おやおや あのこ どこいくの  
とことこ かけて どこいくの」

と始まります。
何かを食べ物をみつけるたびに、
「あなあなはてな？なんのあな　どうしてあいた？こんなあな」
と、”あな”をのぞき込んでみる子ども。

子どもが、なんで？どうして？と聞くようなこと、
なぜその”あな””があいているのかを、
やさしく教えてくれます。
竹輪の穴、ドーナッツの穴、パイナップルの穴、
最後のほうは、ミクロの世界にもいっちゃったりして。

どの”あな”も、必要があって理由があってあいているのですね。
美味しさをつくる秘密の穴をきれいなイラストで紹介してあります。
美味しそうなのでおなかがすいちゃうかも！

作者の”はらぺこめがね”さんは、ご夫婦の創作ユニット。
他にも「やきそばばんばん」（あかね書房）、「かんぱいよっぱらい」（岩崎書店）など楽しい絵本がいろいろありますよ。

2019年10月号