公開日 2020/04/05
こんにちは 三鷹市助産師会です。
この春、いよいよ職場復帰するママも多いのではないでしょうか。そこで今回は職場復帰と母乳育児ついてお話ししたいと思います。
職場復帰したら母乳はやめなきゃいけないと思っているママもいると思いますが、職場復帰をしても母乳育児は続けることが出来るんです。
復帰後も母乳育児を続けるためには、出勤前に少し早く起きて赤ちゃんが満足するまで授乳をしてから保育園に預けます。職場ではおっぱいの状態や勤務時間にもよりますが昼休みと午後に圧抜き程度に短時間の搾乳を行います。手で搾る場合は紙オムツに吸収させると良いでしょう。帰宅後はいつも通り赤ちゃんの欲求に合わせて授乳を行って下さい。一時的に赤ちゃんが以前より母乳を欲しがるかもしれませんが環境の変化に慣れてくれば落ち着きます。
赤ちゃんにとって大好きなママと離れ、慣れない環境で過ごしたあとの授乳は何より心の拠り所になるでしょう。ママにとっても帰宅後の授乳は赤ちゃんと離れていた寂しさや仕事の疲れを癒してくれる至福の時になるでしょう。
母乳育児を続けることで赤ちゃんの免疫力が高まり、病気になっても回復が早くなるため、職場復帰しても是非、母乳育児を続けて下さいね。
もし様々な事情で職場復帰を機に卒乳を考えている場合は、赤ちゃんとママのストレスを考えると職場復帰と同時に卒乳を行うのはあまりお勧めしません。4月に職場復帰をして、パパの協力が得られるGWに卒乳するなど赤ちゃんが保育園に少し慣れてきてからがお勧めです。
卒乳後はおっぱいが張り搾乳が必要となります。おっぱいの張りがなくなるには1か月程度かかります。いつもの搾乳方法とは違うため卒乳する際には助産師にご相談ください。
2020年4月号
このコーナーは、三鷹市助産師会さんにご協力いただき、会員の助産師さんに交代で書いて頂いています。
社)日本助産師会東京都支部三鷹市助産師会は、昭和16年から、三鷹市の母子保健にかかわってきた団体です。 毎月2回、元気創造プラザ3階福祉センターで行われている”助産師と一緒に赤ちゃんと遊びましょうの会”は、毎回60組ほどの親子でにぎわっています。