ママとパパのリレーエッセイ第207回- 東川ゆみさん

公開日 2020/05/01

コラムママとパパのリレーエッセイ 第207回 -東川ゆみさん

こんにちは。今回リレーエッセイのタスキを受け取りました、東川です。
ホームスタートビジター講座を受講し、そのご縁で書かせていただく事になりました。

私は男子三人の母でして、今はもう三人とも独立してそれぞれに暮らしています。
子どもたちが小さい時は、本当に忙しかった。
育児、買い物、食事、洗濯、掃除、諸々の雑用……よくまあ動けていたものだと思います。
お母さんの仕事はエンドレスですね。
そんな毎日バタバタの子育て中の笑撃のエピソードをいくつか書かせていただきます。

★幼稚園の面談の時
担任の先生が一枚の画用紙を出して「これは最近、気に入っていてよく描いてますよ~♪」

どれどれと見てみると、
ええええええ――!!一面真っ黒じゃないか!
こんなに暗い色で……なに、弟が生まれてのストレスか?
ああああああ!真っ黒だよ……どうしよう……。

すると先生が「これ、のり弁当だそうです♪よく見ると真ん中に梅干しもかいてありますよ♪」

のり弁…ああ、子どもって自由だ…。

★子供三人と買い物に行った時
三男(年中さんくらい)がちょろちょろしだした。
「迷子になるから離れないでね」そう伝えると、長男、次男が「俺たちは字が読めるし、住所も言えるけど、何にもわからないのにフラフラ行こうとするおまえはすごい勇気がある。」
「冒険だな。俺達にはできないぜ」

ほめているのか……??
子どもって謎……。


★昼時に幼稚園から電話が来た

先生が「お弁当のことなんですけど」

あれ?持たせたけど……。

先生「入っていたブロッコリーに虫がついてまして」
私「すみません、残していいです。」
先生「そう言ったんですが、ご飯残したらダメなんだよと大泣きしてまして」
私「はぁ?」
先生「お母さんがいいと言ったら残すと……」

なんてこった。私は鬼母か?なんでそれぐらいのことで急に泣く?わからない。

帰宅してから聞いてみたら、
「虫を茹でちゃうなんて、ひどい!!」と、息子。

ええええ、それ??
それが、おへそが曲がって大泣きの理由だったの?

子どもって……。

なんだかんだといろいろありましたが、子どもたちは自分の足で自分の道を自由に進んでいます。
あんなにわからんちんだったのにもかかわらず。

このところのコロナウイルスで生活が制限されている中、いつもの何気ない普通の生活のありがたみをしみじみ感じています。
皆さま、ご自愛くださいませ。

東川 ゆみ


2020年5月号