今月のおすすめ絵本・5月

小さなお子さんをお持ちの皆さんは、おうちで何して過ごしていますか。
思うように出掛けられないと、生活リズムもなかなか成り立ちませんよね。
先日家の絵本を片付けていて、子どものお昼寝の導入に使えた絵本を思い出しました！

『くまのテディちゃん』　　 ★2歳くらい 作：グレタ・ヤヌス 絵：ロジャー・デュボワザン 訳：湯沢朱美 こぐま社

くまのテディちゃんの持ち物を紹介していく絵本です。

「テディちゃんは　きいろいつりズボンをもっています」

「ほらね テディちゃんが つりズボンを はいています」

ほらね、と子ども目線で前のページをやさしくなぞってくれます。

くり返しくり返しなので、親的には少々くどく感じるかも知れませんが、もっかい攻撃や、自分も！と言い張る我もわれも攻撃の最中の２歳児くらいには丁度いいです。

日常の中の物の名前や色も認識できますし、何よりも本のサイズ感が子ども向きで可愛い。15cmくらいです。

ラストはベッドの紹介です。
「さあ、ねるじかんです。テディちゃんはちいさなあおいベッドでねむります」

さあ、お昼寝の時間です。○○ちゃんは白いお布団で眠りますよ、と言うと、素直にコロンと寝てくれましたっけ。
やさしい絵本ですよ。

絵を描いたロジャー・デュボワザンには、『ごきげんなライオン』『がちょうのペチューニア』などたくさんの絵本があり、どれも少し長めですが、色遣いが素敵でおはなしも面白いものばかりです。
幼稚園年長さんくらいになったら自分で読めるかなー。

2020年5月号