第11回 居心地のいい関係づくり

公開日 2021/01/01

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2021年の年明けとなりましたが、相変わらずまだコロナ禍にあります。感染予防と付き合う日々が日常になってきているのではないでしょうか。皆様本当にお疲れ様です。終息に向かっていくことを願うばかりです。

コロナ禍となり在宅ワークが増えたり、育休を取れるパパが増えている背景により、夫婦で在宅する時間が増えたご家庭が多くなっているようです。そうなると、パパに対して「お願いしたことが思ったようにはできていない」「気づいて自分からやってほしい」「家事の負担をもう少し担ってほしい」などの思いを抱えるママも少なくありません。けれど、パパ側からするとママに対して「なぜ不機嫌かわからない」「結構やってると思ってるんだけどなあ」などの思いもあるようです。

それぞれに間違っていないと思います。けれどお互いがこの“思い”をためこむと不協和音が生じたり、どちらかが不機嫌になるという状況になります。そうならないために、ここで活躍するのはお互いに『聞きあう』『感謝する』思いやりのあるコミュニケーションです!

お互いの気持ちを「不機嫌」という形で表現しがちですが、どう伝えたらよいかを考えてみましょう。

パパ
『他にやることある?』『これで良かったかな?』『○○やろうか?』『これを一人でこなすなんて大変だね』
ママ
『やってもらえて良かった』『次〇〇してもらえるとうれしい』『今〇〇したいからやっておいてもらいたい』

それでももしうまく伝わらなかったり不協和音が改善されなかったら、押し付けるやり方ではなく意見のすり合わせをしたり、ご夫婦で「どうしようか」と一緒に悩んだりして、お互いに居心地のいい関係を作り上げていっていただきたいと願っています。そしてときには夫や妻以外の理解者に聞いてもらって、吐きだして気持ちの整理や発散をする、ということもおすすめです。

そんな時は、すくすくひろば、親子ひろば、児童館など近くの子育て広場などで保育士と話してみたり、三鷹市助産師会の赤ちゃんと遊びましょうの会や産後ヨガ、イクメン講座、おしゃべりの会(オンライン)なども利用して助産師と話しませんか?感染予防対策に配慮の上、予約制でお待ちしております。
 

 

2021年1月号



このコーナーは、三鷹市助産師会さんにご協力いただき、会員の助産師さんに交代で書いて頂いています。 
社)日本助産師会東京都支部三鷹市助産師会は、昭和16年から、三鷹市の母子保健にかかわってきた団体です。 毎月2回、元気創造プラザ3階福祉センターで行われている”助産師と一緒に赤ちゃんと遊びましょうの会”は、毎回60組ほどの親子でにぎわっています。