公開日 2021/03/20
クレジットの支払い方法の違いとは
こんにちは、ファイナンシャル・プランナーの伊達です。
子育てコンビニの暮らしのお金に関するこのコラムでは、皆さんの暮らしに役立つ内容をお伝えしていきます。
現金を使わないキャッシュレス決済として、クレジットカードを利用する人も多いのではないでしょうか。クレジットカードは金額が大きい買い物をするときに利用するだけでなく、コンビニやスーパーなどの少額の買い物でも使うことができます。
クレジットカードの支払い方法にはいくつかありますが、皆さんはその違いをご存じでしょうか。今回はクレジットカードの支払い方法の違いについて紹介します。
■支払い方法にはいくつかの種類がある
クレジットカードの支払い方法には、いくつかの種類があります。
支払い時期に違いはありますが、一括で払ってしまう方法として次の2種類があります。この支払い方法では基本的に手数料がかからないことがほとんどです。
・1回払い(翌月一括払い)・・・商品などを購入した翌月に一括して支払う方法です。
・ボーナス1回払い(ボーナス一括払い)・・・商品などを購入した次のボーナス時期に一括して支払う方法です。支払い時期は、一般的に夏は7月か8月、冬は12月か1月です。
次に一括では金額が大きいため2回に分けるケースとして、次の2種類があります。手数料はかからないことが多いです。なお、カード会社によっては利用できない場合があります。
・2回払い・・・商品などを購入した翌月と翌々月の2回に分けて支払う方法です。
・ボーナス2回払い・・・商品などを購入した次のボーナス時期と、その次のボーナス時期の2回に分けて支払う方法です。
その他の支払い方法として次のような方法があります。これらは手数料がかかることが多く、支払う金額の合計が買った商品などの金額より大きくなります。カード会社によっては利用できない支払い方法もあります。
・分割払い・・・商品などを購入した代金を複数回に分けて支払う方法です。支払い回数に応じて手数料がかかります。
・リボルビング払い(リボ払い)・・・商品などを購入した金額や回数にかかわらず、月々一定の金額を支払う方法です。月々の支払い額について決まった金額で固定されるタイプと、その月の残高に応じて支払い額が変動するタイプ(残高スライド定額リボルビング方式)があります。
■支払い方法の違いを知って賢く利用しよう
クレジットカードは後払い方式ですので、利用限度額の範囲であればいくらでも買い物ができてしまいます。支払いの請求がきたときに慌てることがないように、カードで買い物した金額を確認しておきましょう。最近ではスマホやネットでカード利用額をこまめに確認することができますので、ぜひ利用してください。
リボ払いについては、後から一括払いをリボ払いに変更できるサービスや、リボ払い専用カードが発行されるなど、リボ払いが利用しやすい環境になっています。
しかし、リボ払いは手数料がかかり、手数料の金利も高く設定されていることが多いので、余分な出費が増える原因になります。利用する場合でも、支払いが増えるデメリットを知り、自分なりのルールを決めておきましょう。
ぜひ参考にしてください。
-------------------------------------------------------------------------------
FPオフィス マネーライフ・ラボ三鷹 代表 伊達寿和
充実した人生を生きるには個人がお金に関する知識を持つことが重要と思いFP資格を取得。その後に事務所を開業。親身なアドバイスと分かりやすい説明を心掛けて、三鷹市を中心に活動中。
CFP(日本FP協会認定)、1級FP技能士、住宅ローンアドバイザー、相続アドバイザー協議会認定会員。日本FP協会2017年「くらしとお金のFP相談室」相談員、2018年「FP広報センター」スタッフ。
ホームページ http://mitaka-fp.jp/
2021年3月号