ママとパパのリレーエッセイ第222回- のぐまさん

公開日 2021/08/01

コラムママとパパのリレーエッセイ 第222回-のぐまさん

はじめまして。新米子育てコンビニ会員の、のぐまです。三鷹市民になってまだ半年ですが、自然豊かな三鷹市に魅力を感じている今日この頃です。最近のブームは散歩。我が家には乗り物がまだ無いので、自転車が主流の三鷹市民の皆様を羨ましく思いながらも、歩いてゆったりいろいろな場所を見てまわっています。

私は今年の3月まで、数年間保育士として保育園で働いていました。自分の子育てはまだスタートしていませんが、保育士として様々な子どもたちやご家族、また甥っ子と関わっている中で子育てにまつわるハッピーの原則を発見しました。私の思うハッピーな子育てとは、「自分が満たされていること」だと思います。子どもはもちろん可愛い。可愛いのですが、可愛いだけでは乗り切れない時も多いのが子育て。睡眠不足・空腹など生理現象はもちろん、精神的に満たされていないと子どもに向き合う気持ちも変わってきてしまいますよね。

私も、保育園で毎日子どもたちと関わる中で、100%元気な状態で関われる時と、少し心がくたびれていたときがありました。書類が溜まっているとき、夫と喧嘩してしまった日や、物事が上手くいかないことが重なった日など、精神的にまいっている時はいつもなら気にならないことが気になってイライラしたりしたものです。そして、「子どもは大人のカガミ」と言わんばかりに、自分が不調な時は、それに比例して子どもたちも不調になりがちでした。子どもたちと思いきりぎゅっとハグをすると気持ちが落ち着くこともありますが、「このままではいけない!」と何度も自分を叱咤したこともありました。そして叱咤しては落ち込む…。そういうことを積み重ねた結果、「自分の気持ちが満たされているときは余裕をもって子どもたちに関われるのでは?」と思うようになったのです。子どもたちも大人が笑っていたり仲良くしたりしているのをみて安心するものだと、自分の幼いころも振り返り、改めて感じます。

なので、子育てに疲れてきたなぁと思ってきたときは、「自分がもうだめだ」と思うよりも少し早く、自分を楽にして、甘やかしてください。周りに頼る誰かがいるときは、存分に甘えてくださいね。パートナーが忙しく頼れない、親も近くにいない等の場合は、“ホームスタート・みたか”の家庭訪問型子育て支援を使ってみるのも新鮮で良いかもしれません。少しでもほっと一息つけるよう、家に大好きなお菓子や飲み物を備えておくのも良いですね。そして、「あ~私頑張ってるなぁ~なんて偉いんだろう~」と大きな声で自分のことを自分でたっくさん褒めてくださいね。

頑張っているパパママ、保育士の皆さん等子育てに関わっている全ての方のほっと一息つける時間が少しでも多くなりますように…!
 

2021年8月号