ママとパパのリレーエッセイ第223回- 道三さん

公開日 2021/09/01

コラムママとパパのリレーエッセイ 第223回-道三さん

こんにちは。今回、ご縁をいただいてリレーエッセイを書かせていただきました道三(どうさん)と申します。

我が家には中学1年生と小学3年生の娘がいます。私の生まれは横浜ですが、就職と同時に武蔵野市で一人暮らしを始め、結婚を機に三鷹市に転居し2人の子どもに恵まれました。自宅の近くにはICUや野川公園、調布飛行場など緑が多くとても静かで、まさに子育てにはうってつけの環境です。子どもが小さい頃から、休日には野川公園周辺に出かけ、川で水遊びをしたり、蛍を見に行ったり、レジャーシートを敷いてお弁当を食べたりと1年を通じて楽しむことができます。

しかし、そんな我が家にも変化が訪れました。中学1年生の姉を公園に誘っても一緒に出掛けてくれません(涙)。そんな姉を真似するかのように小学3年生の妹にも断られてしまいます。「う~ん、これも新型コロナウイルスの影響なのかな?」(違うだろ!!)と思いつつ、最近では一人で野川公園を走ることが増えました。同じ年代のパパランナーとすれ違うたびに、「同志よ。がんばろうな」と心の中でつぶやいています(なんでやねん!)。自分の体づくりとストレス解消の場として、三鷹の自然はこんな中年オヤジも受け入れてくれます。

子どもは成長とともに、親や学校の先生、友達、先輩、後輩など自分の身の回りの人の影響を受け、自分の価値観や考え方を決めていくのだと思います。行動の変化は成長の証なのだなぁと思いつつも、どこか寂しいところもあります。子育ては誰しもが初めてのことです。もちろん私自身も初めてなので、子どもの変化に戸惑いつつも成長しているのだなとうれしく思います。親自身も子育てをしながら子どもと一緒に成長させてもらっています。

そして、この先中学・高校でたくさんのことを学び、2人の娘が自分自身の人生に対してどう向き合いどう考えていくのか、将来どんな道を歩んでいくのか、本当に楽しみでなりません。この「三鷹」という環境で生まれ育った2人の将来に思いを馳せつつ、今日も私は一人で野川公園を走ってきます。
 

2021年9月号