ママとパパのリレーエッセイ　第228回-三鷹市子ども政策部長 和泉 敦さん

皆さん、こんにちは、三鷹市子ども政策部長の和泉です。この度、「パパとママのリレーエッセイ」に寄稿させていただくことになりました。

「みたか子育てねっと・子育てコンビニ」の一コーナーとして、2003年２月から毎月欠かさずこの「リレーエッセイ」は掲載され続け、今回の私の寄稿でなんと228回を迎えるということです。これまで20年余、子育て中の親御さんや市内の子育て支援関係者をはじめ様々な方々が、リレーのバトンを繋ぐように、このエッセイを繋いできました。「パパとママのリレーエッセイ」は、長年にわたり、その時々の子育ての大変さや苦労そして喜びや感動の「発信の場」であり、多くの子育て世代にとって「勇気を得られる場」にもなっていただろうと、あらためて思いを深くしています。

三鷹市では、この4月から、「みたか子育てねっと」に代わり、新たな子育て支援サイト・アプリ「みたかきっずナビ」を開設することになりました。

みたか子育てねっと開設から20年、子育ての環境は大きく変化をしてきました。

情報化の急激な進歩により、子育ては勿論、生活全般でスマートフォンよるSNSの利用は欠かせないものになりました。すぐに欲しい情報を得ることができ、人とのつながりもインターネット環境での出会いが先行するような時代です。一方で、核家族化、共働き世帯の増加、地域との関わりの希薄化、様々な格差の拡大等、「子育て家庭の社会的孤立」が課題とされている時代でもあります。

新たな子育て支援サイト・アプリ「みたかきっずナビ」は、子育て世代の皆さんにとって、これまで以上に、より身近で使いやすい内容・機能を搭載し、子育て生活における利便性の向上を目指すことで、少しでも子育ての負担や不安が解消されることを目指しています。

加えて、子育て中の皆さんに、サイトを通して、ぜひ届けたい大切なメッセージがあります。それは、「子育てに奮闘しているのは決して自分だけではないこと」、「地域にはたくさんの子育て応援団がいること」、「子育ては大変だけれど、楽しく嬉しく感動を得られるかけがえのないもの」というメッセージです。これまで、「パパとママのリレーエッセイ」は、こうしたメッセージを多くの方々の声を通して発信し続けてきたと思います。3月で「みたか子育てねっと」とともに、このエッセイも終了になるとのことですが、地域の子育ての現状、当事者、支援者の声や思いをしっかりと引継ぎ、今後の子育て支援に活かしていきたいと思っています。

子育てコンビニの皆さま、そしてこのエッセイを寄せられた多くの皆さま、長年にわたる掲載、本当にありがとうございました。
 

2022年2号