エッセイ

教えて!伊達さん ~お金にまつわるお話~ 第77回

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2024年4月28日

教えて!伊達さん ~お金にまつわるお話~ 第77回

◆子どもの教育費はいつ準備を始めるとよいのか(2024年版)

こんにちは、ファイナンシャル・プランナーの伊達です。
子育てコンビニの暮らしのお金に関するこのコラムでは、皆さんの暮らしに役立つ内容をお伝えします。

 

三鷹周辺は交通の利便性の良さと郊外の環境の良さを併せ持つ地域でもあり、子育て世帯に人気のある地域かもしれません。

子育て世帯で気になるお金のひとつに教育費がありますが、その教育費でもっとも金額が大きいのが何と言っても大学の学費です。
1年程度では準備できない金額ですので、数年前になって慌てないように計画的に準備しましょう。

では、子どもの教育費はいつ準備すれば良いのでしょうか?
各家庭の教育の考え方や子どもの進学プランによって異なりますが、子どもの生まれた0歳から始めるのがベストです。

そうはいっても、子どものが生まれた時はいろいろ大変な状況です。
まずは教育資金用の預金口座を用意して「児童手当」を専用の口座に貯蓄する。
これを始めるだけでも大きな一歩と言えるでしょう。

児童手当の制度が改正され、2024年10月から次のように変わる見込みです。

■児童手当の支給月額
【第1子、第2子】
0歳~3歳未満       月額15,000円
3歳~高校生年代    月額10,000円
【第3子以降】
0歳~高校生年代    月額30,000円

高校生年代という表現は、18歳になった年の次の3月までという意味です。高校生なら高校卒業(3月)までになります。
高校生ではなく専門学校生やフリーターでも、親が経済的負担をしていれば児童手当の対象になります。

児童手当の所得制限は撤廃されますので、親の収入に関係なく児童手当を受けられるようになります。

また、支給回数が現在の年3回から年6回(偶数月)に変わりますので、改正後の内容は2024年12月分から反映される見込みです。

「児童手当」は高校卒業まで支給されますので、合計で約234万円 になります。これまでは中学卒業まででしたので約36万円増えることになります。
18年間の時間の長さを味方にするとかなりの金額になる例ですね。

大学4年間の学費は約450万円、児童手当で半分を準備できます。残り半分を18年かけて準備するイメージです。

ぜひ参考にしてください。それではまた。

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FPオフィス マネーライフ・ラボ三鷹 代表 伊達寿和

会社員時代にファイナンシャルプランナー(FP)の職業に出会う。
充実した人生を生きるには各人がお金に関する知識を持つことが重要と思い資格を取得し、その後事務所を開業。
三鷹市を中心に活動し、親身なアドバイスと分かりやすい説明を心掛けている。
CFP(日本FP協会認定)、1級FP技能士、住宅ローンアドバイザー。日本FP協会「くらしとお金のFP相談室」2017年相談員

ホームページ https://mitaka-fp.jp/

※コラムの内容は執筆当時の情報によります。

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