エッセイ

教えて!伊達さん ~お金にまつわるお話~ 第39回 

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2022年4月5日

教えて!伊達さん ~お金にまつわるお話~ 第39回 <2020年3月号>

◆大学等の新しい授業料減免と給付型奨学金制度

こんにちは、ファイナンシャル・プランナーの伊達です。
子育てコンビニの暮らしのお金に関するこのコラムでは、皆さんの暮らしに役立つ内容をお伝えしていきます。

高等教育の修学支援新制度が2020年4月から始まります。

大学等で学びたい、しかし家庭の収入が少ないので進学をあきらめるといったケースがあります。また、奨学金を借りて進学したものの、借りた金額が多くなってしまい、卒業してから返済に苦労するというケースもあります。

低所得者世帯を中心とした学生に対し、必要な支援をおこなう新しい制度が始まります。今回は、修学支援の新制度を紹介します。

■新制度では、減免と奨学金の組み合わせで支援

新しい制度では、次の2つの支援があります。
・授業料と入学金の免除または減額
・給付型奨学金(原則、返還が不要な奨学金)

対象となる学生は、住民税非課税世帯及びそれに準ずる世帯の学生です。
両親・本人(19歳~22歳)・高校生の家族4人世帯の場合を想定しますと、支援額は次のようになります。

年収300万円以下(住民税非課税世帯):満額
年収400万円以下:満額の2/3
年収450万円以下:満額の1/3

基準を満たす世帯の年収は家族構成によって変わります。まずは大まかな目安としてください。

■支援の金額について

次に新制度での支援の金額について紹介します。
住民税非課税世帯の学生(満額のケース)では、次の金額になります。

私立大学(昼間)、自宅通学のケース
・入学金支援額 約26万円
・授業料支援額 約70万円(1年あたり)
・給付型奨学金 約46万円(月38,300円)
1年あたり116万円(初年度は142万円)が減額または支給されます。

国公立(昼間)、自宅通学のケース
・入学金支援額 約28万円
・授業料支援額 約54万円(1年あたり)
・給付型奨学金 約35万円(月29,200円)
1年あたり89万円(初年度は117万円)が減額または支給されます。

寮や下宿など、自宅外通学のケースでは、給付型奨学金の支給額が増えます。

短期大学や専門学校、高等専門学校、夜間制や通信制の場合は、支援の金額が異なりますので、いくらになるか確認しましょう。また、住民税非課税に準じる世帯では、上記の金額の2/3、1/3になります。

詳細については、文部科学省のホームページまたは日本学生支援機構のホームページで確認することができます。
ぜひ参考にしてください。

出典:
文部科学省「高等教育の修学支援新制度」
https://www.mext.go.jp/kyufu/index.htm新しいウィンドウで外部サイトを開きます

日本学生支援機構「奨学金の制度(給付型)」
https://www.jasso.go.jp/shogakukin/kyufu/index.html新しいウィンドウで外部サイトを開きます

 

 

※コラムの内容は執筆当時の情報によります。

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