エッセイ

教えて!伊達さん ~お金にまつわるお話~ 第48回 

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2022年3月30日

教えて!伊達さん ~お金にまつわるお話~ 第48回

◆単利と複利の違い

こんにちは、ファイナンシャル・プランナーの伊達です。
子育てコンビニの暮らしのお金に関するこのコラムでは、皆さんの暮らしに役立つ内容をお伝えしていきます。

最近では銀行の預金利率もかなり低くなってしまいました。ところで、銀行の定期預金に単利型と複利型があるのを聞いたことがあるかもしれません。単利と複利、何が違うのでしょうか。

今回は、預金をするときに知っておくと役立つ、単利と複利の違いを紹介します。

■単利と複利とは

預金には金利が決められています。2021年1月時点で、大手都市銀行の普通預金の金利は0.001%、定期預金の金利は1カ月ものから10年ものまで全て0.002%のケースがほとんどです。

銀行にお金を預けると金利に応じた利息を受け取ることができますが、利息の計算をするときに「単利」と「複利」の2種類の考え方があります。

単利:元本(預けたお金)に対してだけ利息を計算する方法
複利:元本と発生した利息の合計に対して利息を計算する方法

1回目の利息の計算では単利と複利は同じですが、2回目以降の利息の計算をするときに違いがあります。
単利では、発生した利息は関係なく、元本だけを計算の対象にします。
複利では、元本+発生した利息の合計を計算の対象にします。

複利だと、発生した利息についてもさらに利息が付くので、利息の増え方に違いが出てきます。

半年ごとに利息の計算をするのを半年複利、1年ごとに利息の計算をするのを1年複利といいます。どの期間ごとにするかは、銀行や預金の種類によって異なりますので、預金の案内を確認してください。

■違いを例で確認

例として、10,000円を金利1%で3年間預ける場合を考えてみましょう。なお、所得税や住民税などの税金については考えないものとします。

まず単利の場合です。
1年後の利息:10,000円×1%=100円、残高:10,000円+100円=10,100円
2年後の利息:10,000円×1%=100円、残高:10,100円+100円=10,200円
3年後の利息:10,000円×1%=100円、残高:10,200円+100円=10,300円
預けてから3年後は10,300円になります。

次に複利(1年複利)の場合です。
1年後の利息:10,000円×1%=100円、残高:10,000円+100円=10,100円
2年後の利息:10,100円×1%=101円、残高:10,100円+101円=10,201円
3年後の利息:10,201円×1%=102円、残高:10,201円+102円=10,303円
預けてから3年後は10,303円になります。

金額が1万円と少なく金利も1%ですが、3年で3円の差がつきました。もし、金額が大きく、金利も高ければ、その差はますます広がります。複利は雪だるま式に増える考え方ともいえます。

単利と複利の違いを知っているだけで数年後の受け取る金額に違いが出るのです。
途中で増えた利息を使う必要がないのであれば、複利を選ぶとよいですね。

複利の考え方は預金だけでなく、投資などの資産運用にも応用できます。
ぜひ参考にしてください。

 

※コラムの内容は執筆当時の情報によります。

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