エッセイ

教えて!伊達さん ~お金にまつわるお話~ 第51回

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2022年3月30日

教えて!伊達さん ~お金にまつわるお話~ 第51回  <2021年5月号>

◆大学の学費っていくらかかるの?以前より上がった?下がった?

こんにちは、ファイナンシャル・プランナーの伊達です。
子育てコンビニで暮らしのお金に関するこのコラムでは、皆さんの暮らしに役立つ内容をお伝えしていきます。

子どもの教育費で大きくかかるのが大学の学費です。大学に進学する学生が増えている一方で、学費の負担を大きく感じている家庭も多いでしょう。

大きな費用が必要であれば、子どもが小さいうちから準備しておきたいですね。今回は大学の学費について紹介します。

■私立文系なら4年間で約400万円かかる

授業料・入学料について、2019年度(令和元年度)の金額を確認しましょう。国立大学は省令で標準額が定められており大学での差はあまりありません。私立大学は大学によって授業料等に差があり、ここに示す金額は全国の平均です。

また、入学金は初年度のみですが授業料や施設設備費は毎年必要になりますので、かなりの金額になると考えて良いでしょう。

(1) 国立大学
入学料 282,000円、授業料 535,800円
4年間合計では、約243万円です。

(2) 公立大学(地域外入学の平均)
入学料 392,391円、授業料 538,734円
4年間合計では、約255万円です。

(3) 私立大学(文系)
入学料 228,262円、授業料 793,513円、施設設備費 150,807円
4年間合計では、約400万円です。

(4) 私立大学(理系)
入学料 255,566円、授業料 1,116,880円、施設設備費 177,241円
4年間合計では、約544万円です。

私立文系の場合、学費だけで毎年95万円、初年度は入学料と合わせて117万円もかかります。これ以外に生活費などもかかりますので、毎年の収入だけでカバーするのは厳しいかもしれません。しっかり事前に貯蓄をして備えたいですね。

■私立大学の学費は5年間で4%上がった

大学の学費については、5年前、2014年度(平成26年度)の金額を紹介したことがあります。今回、その時の金額と比較してみました。

国立大学については、省令で定められている標準額が変わっていませんので、4年間合計で約243万円から変わっていない大学がほとんどです。また、公立大学についても約255万円から大きな変化はありません。

違いが見られたのは私立大学です。
私立大学(文系)について、2014年度は4年間合計で約386万円でした。今回は約400万円ですので、4年間の合計で約14万円増えています。

私立大学(理系)についても、2014年度は4年間合計で約522万円でした。今回は約544万円ですので、こちらも4年間の合計で約22万円増えています。

食費や日用品の値段は上がったり下がったりの状況ですが、私立大学の学費については5年間で4%上がったことが分かります。

■大学の学費は少し多めに準備しよう

教育費は必要な時期が簡単に分かるという特徴があります。子どもの年齢から、大学の学費が何年後に必要か確認しましょう。

大学の学費は金額が大きいので、子どもが生まれた年から準備するのが理想的です。また、大学の学費は少しずつ上がっていますので、今回示した金額よりも多めに準備するとよいでしょう。

大学入学までの18年間の準備が大事ということがおわかりいただけたのではないでしょうか。

■まとめ

・大学の学費がいくらかかるか事前に知っておきましょう。。
・国立大学4年間で約243万円、公立大学4年間では約255万円。
・私立文系4年間で約400万円、私立理系4年間では約544万円。
・大学の学費については事前に貯蓄をして、大学受験時期までに目途をつけましょう。
・私立大学の学費はここ5年で4%上がっています。将来に向けて、現在の金額より多めに準備しましょう。

ぜひ参考にして下さい。それではまた。

出典:文部科学省 国立大学等の授業料その他の費用に関する省令
文部科学省 国公私立大学の授業料等の推移
文部科学省 私立大学等の令和元年度入学者に係る学生納付金等調査結果について

 

※コラムの内容は執筆当時の情報によります。

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