エッセイ

無宿渡世母がゆく 子育てコンビニ編 28

無宿渡世母がゆく 子育てコンビニ編  28のイメージ

2022年5月27日

無宿渡世母がゆく 子育てコンビニ編 28
―大五郎、怒濤のインフルエンザ―

水無田気流

 

わが一子大五郎(仮名)、現在8歳5か月。
前回本コラムで、「風邪ひきたーい♪ 風邪ひきたーい♪ やっほっほ〜♪」と、全裸で歌い踊っていた話を書いたが……あろうことか、目下流行中のインフルエンザにかかってしまった。

当初大五郎のクラスが学級閉鎖となり、「やっほー♪ インフルエンザ、グッジョーブ!」と、大五郎は小躍り。明日からは学級閉鎖が解かれてようやく登校……ああ嬉しい……。と思っていたら、大五郎は不服顔である。「何だよ、学級閉鎖、短すぎだろ!」。いや、充分長いよ……。早く学校に行ってくれないと、こっちは延期になった仕事の打ち合わせものが山積である。
さ、学級閉鎖中の宿題をやってしまおうね、大五郎! と思い、昼寝していた大五郎を起こそうとしたら、ヤツの顔が赤い。「う〜ん、頭が痛いよう……」と言ってとろんとした顔である。

まずい。大五郎は本格的に発熱するとき、いつも頭痛から来るのである。熱を測ったら、38度2分。これは、夜中に高熱パターンか!?
その日は祝日であったため、休日外来に電話すると、「今、ものすごく混んでいます」とのこと。行くべきか、翌日予約を取ってかかりつけの小児科に行くべきか……。悩んだが、その日は常備している子ども用風邪薬で対応。だが、深夜に39度台の発熱。
「もう、熱を出したいなんて言わないよ〜」と涙目の大五郎に、アイスノンを当ててOS−1を飲ませているうちに、明け方に熱は37度台まで下がってきた。その後予約を取り小児科に行ったら、すでに熱は36度台。
なんだ、ちょっとした風邪だったのか。よかった、今度こそ明日から学校に行ける! と思った瞬間、「インフルエンザが陽性反応です!」と、看護師さんたちが大五郎のところにかけつけてきた……。

その後、熱が下がって元気になったにもかかわらず、登校許可が下りるまで自宅療養となった大五郎の世話をしながら、原稿が遅れに遅れたダメ母であった……。

<続く>

 

コンビニ通信vol.38(2017年1月発行)掲載

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