エッセイ

教えて!伊達さん ~お金にまつわるお話~ 第29回

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2022年4月5日

教えて!伊達さん ~お金にまつわるお話~ 第29回 <2019年2月号>

◆キャッシュレス決済、どのように活用すればいい?

こんにちは、ファイナンシャル・プランナーの伊達です。
子育てコンビニの暮らしのお金に関するこのコラムでは、皆さんの暮らしに役立つ内容をお伝えしていきます。

最近ニュースなどで「キャッシュレス決済」という言葉を耳にする機会が増えました。日常の買い物でも現金以外の方法で支払いができるケースが増えています。今回はキャッシュレス決済について、活用方法を含めてご紹介します。

■キャッシュレス決済とは

最近は買い物の支払い方法もさまざまです。スーパーやコンビニエンスストアに行くとそのお店で使える支払い方法がマークで示されていますが、現金の他にクレジットカードや電子マネーなど、近年急速にその種類が増えていることを感じます。

キャッシュレス決済とは「現金」以外での支払い方法と考えてよいでしょう。代表的なものはクレジットカードですね。技術の進歩にともないスマートフォンを使ってできるものなど、さまざまな種類の決済方法が出てきています。

・クレジットカード
・デビットカード
・電子マネー
・バーコード決済(QRコード決済)
・その他

■即時払い、先払い、後払い

商品を買って現金で支払う場合、その現金はどのように用意するでしょうか?一般には銀行または街角のATMに行き、銀行口座から出金することが多いと思います。ではキャッシュレス決済の場合はどのようにお金を用意するのでしょうか?ここで大きく3つの種類に分かれます。

即時払い:商品の引き換えと同時に支払いをするタイプです。現金払いは即時払いの典型です。キャッシュレス決済では、デビットカードがこの即時払いです。デビットカードでは決済をしたと同時に、銀行口座からお金が引き落とされます。逆にいえば、銀行口座にお金がなければ支払いができません。

先払い:お金をチャージするのがこのタイプです。キャッシュレス決済の代表的なものは電子マネーですね。チャージした金額の範囲でしか使うことができません。また、チャージできる金額は数万円とあまり大きくありません。最近話題のバーコード決済も先払いが多いようです。

後払い:支払った代金を後日銀行口座から支払うタイプです。キャッシュレス決済の代表的なものではクレジットカードですね。買い物をする時点で必ずしもお金は必要ありませんが、カード利用代金の支払日には必要額を準備しておく必要があります。

■キャッシュレス決済を賢く使うには

これまでのコラムで家計管理の方法について紹介してきました。毎月の予算を決めて、その範囲内でお金を使うことがポイントです。今月使えるお金はいくらで、今の時点でいくら使っているかが分かるようにしましょう。

キャッシュレス決済をこのような視点で考えてみましょう。電子マネーの場合は、毎月または毎週決まった金額をチャージして、その範囲内で使うようにしましょう。オートチャージはいくらチャージしたかが把握しにくいですので、使う場合は注意が必要です。

デビットカードは即時払いのタイプですので、残高の範囲で使うという点でメリットがあります。一方、クレジットカードはどれだけ使ったかがその場では把握しにくいです。家計簿アプリなどを活用してこまめに利用額を確認するか、毎月定額で使うような固定費の場合に利用するとよいでしょう。

これからますます普及しそうなキャッシュレス決済を活用するポイントを紹介しました。ぜひ参考にしてください。

 

※コラムの内容は執筆当時の情報によります。

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