エッセイ

教えて!伊達さん ~お金にまつわるお話~ 第35回

教えて!伊達さん ~お金にまつわるお話~ 第35回のイメージ

2022年4月5日

教えて!伊達さん ~お金にまつわるお話~ 第35回 <2019年10月号>

◆使っていますか?キャッシュレス決済

こんにちは、ファイナンシャル・プランナーの伊達です。
子育てコンビニの暮らしのお金に関するこのコラムでは、皆さんの暮らしに役立つ内容をお伝えしていきます。

■前月のコラムの訂正と補足

前月のコラムで、プレミアム付商品券の使用期間を2019年10月から2020年3月までと記載しましたが、正確には使用可能期間は市町村区が定めることとなっています。
三鷹市プレミアム付商品券の使用期間は、2019年10月1日から2020年2月29日です。使用期間を過ぎると無効となりますので、ご注意ください。それぞれの市区町村のホームページ等で確認してください。

2019年10月1日より消費税率が8%から10%にアップしました。それと同時に「キャッシュレス・ポイント還元事業」が始まりました。

この事業には、消費税率引き上げにともなう駆け込み需要をおさえ、需要をならす目的があります。また海外に比べて遅れているといわれるキャッシュレス決済の比率を引き上げる狙いもあるようです。中小・小規模事業者でのキャッシュレス対応に力を入れている点も特徴です。

キャッシュレス決済を使って還元ポイントを貯めようと考えている人も多いのではないでしょうか?
今回はキャッシュレス・ポイント還元事業についてのポイントと注意点を紹介します。

■キャッシュレス・ポイント還元のポイント

はじめに、ポイント還元を受けるためのチェックポイントを紹介します。

1. 対象店舗かどうかを確認する
対象となる店舗が限られています。対象となる店舗にマークが付いていたり、ポスターが掲示されていたりしますので確認しましょう。ポスターには還元率(5%か2%)が記載されていますので、還元率も確認しましょう。

・5%還元になるのは、中小・小規模の店舗です。
・2%還元になるのは、コンビニなどのフランチャイズチェーンの店舗やガソリンスタンドです。

2. 対象となるキャッシュレス決済の手段を確認する
対象となるキャッシュレス決済の手段も確認しましょう。対象は広いですが店舗で使えるかどうかも含めて確認しておくとよいでしょう。キャッシュレス決済の種類は次の4つに分けられます。(以前のコラムも参考にしてください)

・クレジットカード
・デビットカード
・電子マネー
・QRコード

3. 還元の方法を確認する
具体的にどのような方法で還元されるかを確認しましょう。クレジットカードや電子マネーの事業者によって方法は異なります。

口座引き落としの時に還元分が相殺されるケースや、ポイントで付与されるケース、または利用時に即時に還元されるケースなどがあります。ポイントで付与されるケースでは、WEBサイトでの登録が必要な場合があります。事前に確認して、忘れず登録しましょう。

■キャッシュレス・ポイント還元の注意点

利用時の注意点としては、還元の金額またはポイントに上限が設定されている場合があります。この上限は決済事業者(カード会社等)によって違いますので、自分が使っているものについて確認しておくとよいでしょう。

例として、クレジットカードの事業者の多くは月15,000ポイントが上限です。つまり、50万円の買い物をして5%還元の場合は、25,000ポイントが還元されるのではなく、上限の15,000ポイントになってしまいます。注意が必要ですね。

また、還元額は原則、税込の金額に対して計算されますが、税抜価格に対してポイント還元される場合もありますので注意しましょう。

キャッシュレス・ポイント還元に関して、事業者などがIDやパスワード、口座番号などの個人情報を電話で聞いてくることはありません。個人情報を聞き出すような内容の電話は詐欺や犯罪の可能性が高いので、注意してください。

対象店舗を表示してくれるアプリなどもあります。期間限定の制度ですので、有効に活用したいですね。
ぜひ参考にしてください。

参考:キャッシュレス・ポイント還元事業 消費者向け
https://cashless.go.jp/consumer/index.html新しいウィンドウで外部サイトを開きます

 

※コラムの内容は執筆当時の情報によります。

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