エッセイ

教えて!伊達さん ~お金にまつわるお話~ 第73回

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2023年11月26日

教えて!伊達さん ~お金にまつわるお話~ 第73回

◆インフレ時期の買い物の工夫

こんにちは、ファイナンシャル・プランナーの伊達です。
子育てコンビニの暮らしのお金に関するこのコラムでは、皆さんの暮らしに役立つ内容をお伝えします。

 

最近、食料や日用品など、生活に関わるあらゆる物の値段が上がっています。日々の買い物で苦労されている人も多いのではないでしょうか。
毎月のように値段が上がる厳しい状況です。以前の物価上昇を気にしなくてよかった時期と比べて、買い物をする上でどのような工夫をすればよいか、長期的な視点で考えることが必要かもしれません。

今回はインフレ時期の買い物について考えてみましょう。

■インフレとは継続的に物価が上がること

インフレとはどういうことでしょうか?

インフレとは「Inflation(インフレーション)」の略で、物やサービスの値段が継続して上がる状態のことです。現在100円で買える物が、1年後に110円になり、2年後に120円になるような、だんだんと値段が上がっていくイメージですね。

逆に、物やサービスの値段が継続して下がる状態のことがデフレです。「Deflation(デフレーション)」の略で、数年前にニュースなどで耳にされた人も多いと思います。

■インフレの要因は2種類

インフレが起こるパターンには2種類あります。

1つ目は、物やサービスを求める人が多くなった結果、需要が大きく増えて、結果として値段が上がるパターンです。「ディマンド・プル・インフレ」と言われます。
高くても買いたいという需要が増えることで、会社がもうかり、働く人の給料も上がり、それがさらに需要を生むという良い循環ができます。景気が良い状態で見られるパターンです。

2つ目は、原材料などのコストが増えることで、需要と関係なく値段が上がるパターンです。「コスト・プッシュ・インフレ」と言われます。
異常気象や紛争などで食料やエネルギーなどの値段が上がる、人手不足でお店などの人件費が増える、円安で海外から輸入する費用が増えるなど、コストが増える分を価格に反映した結果、値段が上がるパターンです。最近の物価上昇はこちらのパターンと考えられます。

■インフレ時期の買い物は早めに買うのがポイント

インフレでは、物やサービスの値段がだんだんと上がります。
例えば、現在1,000円の物が1年後に1,100円になっているとしましょう。現在1,000円のお金があったとしても、1年後になると値段が上がっているので買えません。

インフレでは、物の価値に対してお金の価値が下がってしまいます。インフレの時期は、お金のまま置いておくよりも、必要なものは早めに買うのが良いことになります。
過去の日本では物価が変わらない時期が長かったので、「預金のままにして、どうしても必要になったら買う」、「日がたてば値段が下がるかも」という考え方も多かったと思います。しかし、それでは買いたいときに高くて買えないという状況になるかもしれません。

食料品や日用品など日々買う物は「ローリングストック」が良いでしょう。
ローリングストックとは、ローリング(回す)、ストック(ためる)を組み合わせた言葉で、まとめて買った物をただ保管するのではなく、「使いながら買い足す」、買った時期が古い物から順番に使っていき、使った分を買い足す方法です。

お米やパスタ、カップ麺、調味料など日持ちする食品、ティッシュやトイレットペーパーなどの日用品に向いています。ローリングストックは災害への備えにもなりますので、インフレ対策とあわせて活用してみましょう。

ぜひ参考にしてください。

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FPオフィス マネーライフ・ラボ三鷹 代表 伊達寿和

会社員時代にファイナンシャルプランナー(FP)の職業に出会う。
充実した人生を生きるには各人がお金に関する知識を持つことが重要と思い資格を取得し、その後事務所を開業。
三鷹市を中心に活動し、親身なアドバイスと分かりやすい説明を心掛けている。
CFP(日本FP協会認定)、1級FP技能士、住宅ローンアドバイザー。
日本FP協会「くらしとお金のFP相談室」2017年相談員

ホームページ https://mitaka-fp.jp/

 

※コラムの内容は執筆当時の情報によります。

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