教えて！伊達さん　～お金にまつわるお話～　第80回

◆ポイ活するなら、5大ポイント経済圏について知っておこう

こんにちは、ファイナンシャル・プランナーの伊達です。
子育てコンビニの暮らしのお金に関するこのコラムでは、皆さんの暮らしに役立つ内容をお伝えします。

ポイ活（ポイントを貯めたり、使ったりする活動のこと）という言葉があるほど、今やすっかり認知度の上がったポイント制度ですが、有効に活用できているでしょうか？

今回は、ポイ活するなら知っておきたい「5大ポイント経済圏」について紹介します。

■5大ポイント経済圏、主にどれを使っているか確認しよう
ポイントにもいろいろな種類がありますが、複数のお店やサービスで共通して利用できるポイントを共通ポイントと言います。共通ポイントではポイントを貯めたり使ったりする機会が増えるので、効率よくポイントを活用することができるのがメリットです。

ポイントを利用できるお店やサービスを1つの経済圏とみなすこともできるので「ポイント経済圏」とも言われます。現在、ポイント経済圏には主に次の5つがあります。

・dポイント
・PayPayポイント
・Pontaポイント
・楽天ポイント
・Vポイント

これらの5つのポイントは、生活の様々なシーンでポイントを貯めたり使ったりできるので、何かしら利用している人も多いのではないでしょうか。
また、首都圏ではJREポイントも含まれるかもしれません。

■ポイントに関連するサービスも知っておこう
共通ポイントを貯めるには、主に次の方法があります。
・携帯電話の利用
・クレジットカードの利用
・QRコード決済の利用
・電子マネーの利用
・証券口座の利用

例えば、携帯電話の利用であれば、携帯電話会社とポイントに次のような関係があり、電話料金の支払いでポイントを貯めることも、料金の支払いにポイントを利用することもできます。
・ドコモ・・・dポイント
・au・・・Pontaポイント
・ソフトバンク・・・PayPayポイント
・楽天モバイル・・・楽天ポイント

クレジットカード、QRコード、電子マネーなどの支払い手段でも、それぞれ関連するポイントを貯めることができます。

インターネットの証券会社では、保有する投資信託の残高や売買手数料の支払いに応じてポイントが貯まったり、貯めたポイントで株式や投資信託を購入したりできるところもあります。

■メインのポイントを選ぶこつは、ポイントの使い方
ポイントを貯めることについつい努力しがちですが、貯めたポイントを使ってこそメリットがあります。貯めたポイントの使い方を意識して、メインにするポイントを決めるとよいでしょう。

・お店でポイントを使う・・・多く利用するお店で利用できるポイント
・ネットショッピングで使う・・・多く利用するネットショップで利用できるポイント
・携帯電話の支払いに使う・・・携帯電話会社で利用できるポイント
・株式や投資信託の購入に使う・・・証券会社で利用できるポイント

その他、航空券のマイルを貯める、商品券に交換するなど、用途によって5大ポイントとは別のポイントが候補になるケースもあります。

物価が上がるなど家計が厳しくなっている状況では、ポイントの活用は手軽に始められる家計対策かもしれません。使い方を意識して、効率よくポイントを活用するとよいでしょう。

ぜひ参考にしてください。それではまた。

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FPオフィス マネーライフ・ラボ三鷹　代表　伊達寿和

会社員時代にファイナンシャルプランナー(FP)の職業に出会う。
充実した人生を生きるには各人がお金に関する知識を持つことが重要と思い資格を取得し、その後事務所を開業。
三鷹市を中心に活動し、親身なアドバイスと分かりやすい説明を心掛けている。
CFP(日本FP協会認定)、1級FP技能士、住宅ローンアドバイザー。日本FP協会「くらしとお金のFP相談室」2017年相談員

ホームページ　https://mitaka-fp.jp/

※コラムの内容は執筆当時の情報によります。